2月1日から始まった春季キャンプの中で、斉藤監督は背番号3桁の選手たちに対して、「何か思わなあかんよね
思って当然」と語りかけた
この言葉には、選手たちが自身の将来について考える義務があることが示唆されている
ホークスは12球団の中で唯一の4軍制度を持ち、今年も支配下選手65人、育成選手54人という大所帯で春季キャンプを実施している
キャンプは、A組(1軍)とB組(2軍)が宮崎で行われ、C組(3、4軍)は福岡県筑後市内のファーム施設で活動している
メンバーの振り分けは1月26日のベースボールミーティングで決定され、その結果、育成選手から3年目の盛島稜大捕手(20歳)と佐藤航太外野手(20歳)がA組に選ばれるという驚きの展開となった
斉藤監督はこの選考を受けてC組の育成選手たちに思考することの重要性を呼びかけた
「こういうこともあるんやなと思ってほしい
どこで何がどうなるかは分からへん
チャンスが来た時に、自分のパフォーマンスがしっかりできる準備をするのは当たり前のこと
当たり前のことが、当たり前にできないからこそここ(C組)にいる」と斉藤監督は選手たちに厳しくも温かい言葉をかけた
盛島選手はその強肩強打が持ち味で、城島CBOからも絶賛される逸材である
佐藤選手に至っては、昨季の後半から2軍に定着し、打率3割2分8厘(122打数40安打)という成績を収め、この結果がA組への挑戦につながった
斉藤監督は昨年も4軍監督として育成選手に注力しており、3軍監督に配置換えとなった現在でもその意識は変わらない
「3軍、4軍にいる選手はまず2軍に上がりたいという強い思いがある
多くの選手が試合に出られるように、スタッフと密に連携を取っていきたい
私たちも1軍で活躍する意識を持たなければならない」と選手たちの成長への期待を語った
斉藤監督の選手たちへのメッセージは、厳しさと同時に温かさを感じさせるもので、選手たちが今後のチャンスに備える重要性を強調している。若手選手には、挑戦の機会が待っていることを認識し、それに向かって努力し続ける姿勢が求められている。
ネットの反応
ソフトバンクの斉藤3軍監督が、育成選手として活躍する盛島選手と佐藤航選手がA組に選ばれたことについてコメントしました
監督は、育成選手たちは厳しい環境の中で努力していることを理解しており、今回の抜擢が他の育成選手たちに刺激となり、さらなる成長を促進してくれることを期待しています
コメントを寄せたファンたちは、育成選手のシステムがあったからこそ、彼らがプロ野球選手になれているという現実を認識し、二軍定着から支配下登録、そして一軍での活躍が目指すべき道であると強調しています
特に、「育成はアマチュアである」「プロとしての自覚を持つべき」といった意見が見られ、監督が育成選手に向けて意識改革を求めることは必要であるとの見解が共有されています
一方で、育成選手に対して過度なプレッシャーをかけるのではなく、その努力を認めていく姿勢が求められるという意見もあり、コメント欄でも多様な見解が飛び交っています
今後の育成選手たちの活躍が、球団やファンにとってどのような影響を及ぼすのか、注目が集まります
ネットコメントを一部抜粋
育成というシステムが無かった時代なら、今の育成選手たちはプロ野球選手にはなれていない訳ですよね。
たとえ今先を越されて支配下されたとしてもどうせオフには育成落ちなんだから問題ないだろここは。
育成はあくまでもプロじゃない。アマチュアなんだよ。
育成からいきなりA組に行けるとは夢があるじゃないか!
一人でも多くの選手が支配下登録されるためにも…。
キーワード解説
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