キャンプの第2クール最終日となる9日、吉田投手は初めて打撃投手として登板したが、全40球中約20球がボール球という結果に終わった
彼自身は「捕手の方を向いた瞬間に押しつぶされるような圧迫感があった」と語り、緊張感が漂う投球内容だった
吉田投手が担当した打撃投手の役目は、投手が打席に立つ打者に対して直球や変化球を投げるという重要な仕事である
しかし、この日、彼が打たれたヒットはわずかに1本で、決して悪い内容とは言えない一方で、その多くが制球ミスを示していることも明らかだ
監督の井上氏は、吉田投手について「彼は『Dirty Hustle 99』というノックで右足をつり、早期のブルペンでの投球を7日まで延期させるなど、準備不足の要因があった
それでも、彼はてんやわんやするタイプではないので、慣れれば彼のパフォーマンスが見込める」と期待を寄せている
しかし、吉田投手は「準備不足がなければ絶対に自分の投球ができるので、しっかりやりたい」と述べ、自信を持ってキャンプ後半に挑む意思を示した
吉田聖弥投手のプロ初体験は、緊張が感じられたものの、内容を振り返れば収穫も多いと言えるでしょう。指揮官の懐の深い期待にも応えるためには、まずは各投球の精度を上げることが急務です。今後の成長が楽しみです。
キーワード解説
- 打撃投手とは? 打撃投手は、投手がリハーサルを行う際に打席に立つ選手にボールを投げる役割を持っています。これにより、打者は実際の試合に近い環境で打撃の練習を行えます。
- 制球ミスとは? 制球ミスは、投手が投げたボールがキャッチャーのミットを外れるなど、狙った場所に投げられないことを指します。これが多いと、打者に有利な状況を作り出してしまいます。
- ブルペン投球とは? ブルペン投球は、選手が試合前に行う投球の練習を指します。この練習で投手の調整が行われ、実際の試合での成果を高めることが目指されます。

