阪神・藤川監督、育成工場としての新たな挑戦を誓う

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阪神タイガースの藤川球児監督(44)が11日、野村克也氏の命日にあたるこの日に「育成工場」の完成を宣言しました

藤川監督は、高知商からドラフト1位でプロ入りした1999年、監督であった野村氏(享年84)が亡くなり、ちょうど5年を迎える日でした

宜野座キャンプのブルペンでは、若手投手たちに対し熱心に指導を行い、当時のチーム状況を振り返りながら「(以前は)“再生工場”だったが、今は選手たちを成長させる“育成工場”を目指す」と述べました

藤川監督は、特に9年目を迎える左腕・及川雅貴選手に注目しています

この日はウィリアムス駐米スカウトの助けを借りて、及川の投球フォームにおける右肩の使い方を改めることに取り組みました

藤川監督は、「選手たちがより成長するためには違った視点が必要だ」と語り、投手陣の技術向上を目指しています

また、昨季7勝にとどまった村上投手には、投球時の股関節を立たせることの重要性を強調

さらに、ドラフト3位で入団した木下選手には、効率よく力を引き出すために、先輩投手の投げ方を参考にすることを推奨しました

藤川監督は、「野球人である前に社会人であれ」という野村氏から受けた教えを念頭に置き、若手選手の育成に力を注いでいく意向を示しました

ノムさんの遺志を受け継ぐ藤川監督が、新たな阪神タイガースの時代を築くための第一歩を踏み出しました

同日、阪神の野村克則バッテリーコーチも父である野村克也氏の命日を過ごしました

彼は、最近自分自身が父に似てきたと言われることが増え、過去の思い出がよみがえると語りました

若い選手たちに教えた知識を伝えていきたいという思いを強くしているようです

野村再生工場の主な選手

選手名 チーム 主な成績
江本孟紀 南海 移籍1年目に16勝
江夏豊 南海 名ストッパーとして活躍
田畑一也 ヤクルト 移籍1年目に12勝
遠山奬志 阪神 シュート習得し重宝される
山崎武司 楽天 21年目で本塁打、打点2冠王
藤川監督が育成工場としての新たな取り組みを誓ったことは、選手たちに成長のチャンスを与える大きな一歩となります。野村氏の教えを受け継ぎながら、多くの若手選手が試練を乗り越え、成功を収めることを期待したいです。そのためには、指導者と選手の信頼関係も重要です。
キーワード解説

  • 育成工場とは?選手を育てるためのシステムで、成長環境を整えることを目的としています。
  • ブルペンとは?投手が練習するための特別なエリアで、試合前にウォーミングアップを行う場所でもあります。
  • スカウトとは?選手を評価し、チームへの加入を促す役割を持つ人々です。
  • 投球フォームとは?ボールを投げる際の体の使い方や姿勢のことを指し、パフォーマンスに大きな影響を与えます。

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