彼は「全然、怪我とかはしていないですよ」と明るい表情で語った
昨年9月に右肘浅指屈筋の筋損傷と診断された彼は、リハビリを経て、キャンプ2日目には初めてブルペンでの投球を行った
宇田川は、リハビリ中に投げていなかったため、投球に必要な筋肉が弱くなっていると感じている
強度を急激に上げると、肘に再び痛みが出る恐れがあるため、まずは疲労を取りつつフォームの確認と矯正から始めることにした
これが、キャンプイン前にトレーナーと話し合って決めていた計画通りの動きであり、故障の再発を防ぐための重要なステップである
彼は「故障明けでリセットからのスタートだったので、自分の感覚を把握することが大切」と位置づけている
前シーズンの右肩痛が影響し、開幕に間に合わなかった経験を踏まえ、慎重に状態を上げることに注力している
実際、23年シーズンは13試合の登板にとどまったため、再び同じ過ちを繰り返さないよう心掛けている
今後、キャンプ中の第3クールで2度目のブルペン入りを目指し、フル回転でのシーズンを意識している
(阪井 日向)宇田川選手の慎重なリハビリと調整状況は、故障の再発を防ぐため非常に重要です。過去の経験から学び、焦らずにコンディションを整えていく姿勢は、プロ選手としての素晴らしい判断力を示しています。彼がシーズン中にどのようなパフォーマンスを見せるのか、期待が高まります。
キーワード解説
- ブルペンとは?:ブルペンは、試合中の選手がウォームアップや練習を行うための特定のエリアです。主にリリーフ投手が試合中に肩を温める場所です。
- リハビリとは?:リハビリテーション、略してリハビリとは、怪我をした場合にその機能や能力を回復させるためのトレーニングや療法のことです。
- 筋損傷とは?:筋損傷とは、筋肉やその繊維が傷つくことを指します。これが起こると、痛みや機能障害が生じることがあります。

