巨人・田中将大投手がキャンプで好投、復活への第一歩を踏み出す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
プロ野球・読売ジャイアンツの田中将大投手(36)が2月12日、宮崎キャンプ第3クールの2日目において、今キャンプとして初めてキャッチャー防具を着用した捕手に向けてブルペン投球を行った

田中は9日に投げたカーブやスプリットに加え、スライダー、ツーシーム、カットボールを含む全ての持ち球を使用し、44球を投じた結果に満足感を示した

多彩な球種を披露

田中投手は「一通り球種は投げた」と述べており、捕手を務めた岸田選手からも「コースの投げ分けも、ほとんどミスがない」と高評価を得た

特にスライダーについては「悪くない感覚を持っている」とし、ノーワインドアップという新たな投球フォームからの変化球に対しても手応えを感じている様子を見せた

感謝の気持ちを胸に

田中は、楽天での入団時の監督である故・野村克也氏の命日である11日に、教えを忘れずにいることを強調

「いい報告、いいニュースを届けたい人はいる」と語り、復活に向けての思いを胸に秘めているという

次なるステップへ

今後、沖縄での実戦登板の可能性も見える状況だ

杉内投手チーフコーチは「シート打撃に投げて体に問題がなければ、オープン戦のいずれかで投げるだろう」と言及しており、田中自身も「ここから踏まないといけないステップは何個もある

着実に上がっていくことができれば」と意気込みを語った

田中将大選手の練習内容は特に印象的で、持ち球全てを使用して好調を示したことが復活の兆しと見られます。新たな投球フォームでの挑戦や、身近な存在への感謝の表明もあり、彼のメンタル面も良好に映りました。果たしてシーズンに向けて、どのようなパフォーマンスを見せるのか、ファンの期待も高まります。
キーワード解説

  • ブルペン投球とは? 投手が試合に向けて球を投げる練習を意味し、普段とは異なる環境で投げ込むことで、技術を向上させる目的があります。
  • スライダーとは? 投球の一種で、ボールが急激に横に曲がる変化球です。この球種は打者にとって打ちづらい球であるため、投手の武器となります。
  • ノーワインドアップとは? 投球フォームの一つで、投手が腕を大きく振り上げずにそのまま投げるスタイルです。リズムが出しやすく、打者にとってもタイミングを取りづらい利点があります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。