この日の練習では、通常の投球フォームとは異なる新ドリルを採用し、右足を30センチのカゴの上に乗せた状態で「ネットスロー」を行った
この方法は投球動作の精度向上を目的としており、選手自身が「自分が良くなれるのであれば、どんどんトライしていきたい
変化は全く怖くない」と述べるほど、自信を持って取り組んでいる
新ドリルの内容と効果
田中選手の行った「ネットスロー」は、投球動作を確認する練習の一部である通常、投球時には地面反力を利用しながら体の回転を使うが、この新しいアプローチでは体を縦に回転させる「縦振り」のフォームを取り入れ、上からボールを叩きつける感覚を掴むことに重点が置かれている
これにより、球速の向上やコントロールの精度を得ることが期待されている
コーチの意図
この新ドリルを指導している久保巡回投手コーチは「上から叩きやすく、高いところから投げる」という形で選手に意識させることが重要であると説明しているこのような練習を通じて、田中選手は体の使い方を再構築し、実戦でのパフォーマンスを向上させることを狙っている
今後の展望
田中選手はキャンプ終了後、14日に沖縄に移動し、22日から24日に予定されているオープン戦のいずれかで初実戦を迎える見込みだ「充実した日々を送れた
新しいことをコツコツやり続けることが大切であり、これくらいでいいやと思っていては変われない」と、前向きな姿勢で練習に挑む田中選手の明るい表情が印象的だった
田中選手が新ドリルを導入することで、投球の精度や球速が向上することが期待される。新しいことに常に挑戦する姿勢はとても重要で、特にプロ選手にとっては必要不可欠なものだ。今後の実戦でどのような結果が出るか注目が集まる。
キーワード解説
- ネットスローとは? 投球動作を確認するための練習方法で、選手が実際に投球する代わりにネットに向かってボールを投げることで、フォームや力の入れ方をチェックすることを目的とする。
- 縦振りとは? 投球時に体を縦に回転させながらボールを投げるフォームのことで、長打力やコントロールのアップに好影響を与えるとされている。

