日本ハムがマイカ与那嶺と育成契約を結ぶ

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日本ハムファイターズは、2025年2月14日に米ハワイ出身のマイカ与那嶺捕手(24)との育成契約を結んだことを正式に発表した

この契約により、彼は日本のプロ野球界に新たな挑戦をすることとなる

マイカ与那嶺選手は、昨秋および今春のキャンプにテスト生として参加しており、他の選手と競い合いながら自らの実力をアピールしている

沖縄・名護の宿舎で行われた会見では、「ファイターズの一員としてプレーできることを本当に嬉しく思います

これから自分がどのような成長ができるのかも楽しみですし、ファイターズの勝利に貢献できるように頑張っていきます」と意気込みを語った

彼は日系2世であり、元巨人の外野手で中日監督などを歴任した与那嶺要氏を大伯父に持つ

一塁手兼捕手として、2019年のドラフトで29巡目にフィラデルフィア・フィリーズに入団し、その後はマイナーリーグで4年間を過ごした

昨シーズンは米独立リーグのボイシ・ホークスで96試合に出場し、打率.338、24本塁打、96打点という素晴らしい成績を残した

与那嶺要氏は「ウォーリー」の愛称で知られ、51年には戦後初の外国人選手として巨人に入団

現役時代には3度の首位打者と1度のMVPに輝くなど、名選手としての地位を確立した

マイカはこの大伯父の存在について、「大叔父のウォーリーさんが日本でプレーしていたという繋がりもあって、自分自身もずっと日本でプレーしたいという気持ちもあった

大伯父というプレッシャーはもちろんあるけど、与那嶺の名に恥じぬように頑張っていく」と語り、期待を込めて笑顔を見せた

会見には栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサーも同席し、「特に打撃面はこれから形になっていく

打つことに関しては癖もなく、バットスピードや打球スピードなど、様々な要素を含めて可能性を見出しています」とマイカ選手への期待を寄せた

背番号は「150」に決定

これは彼の出身地であるハワイが米国の50番目の州ということを反映して選ばれた

マイカは、好まれる愛称について「“マイカ”か“ヨナ”でお願いしたい」と述べた

マイカ与那嶺選手の日本ハム入団は、彼にとって新たな挑戦であると同時に、日本野球における血筋の影響を象徴しています。おお伯父の与那嶺要氏が築いた影響力を受け継ぎつつ、独自のスタイルを確立することが期待されます。また、栗山CBOの期待も強く、マイカ選手が成長し、日本のプロ野球界で活躍する姿を楽しみにしたいです。
キーワード解説

  • 育成契約とは?:育成契約は、選手が育成枠でチームに所属する形態の契約であり、特定の試合出場数を満たさない限り、年俸が低く設定されることが特徴です。
  • 独立リーグとは?:独立リーグは、メジャーリーグやマイナーリーグに所属しない選手がプレーし、スカウトの目に留まることを目指すリーグです。選手たちにとって、プロ野球へ進むための重要なステップになります。
  • バットスピードとは?:バットスピードは、バッティング時にバットが動く速さのことで、これが速いほど鋭い打球を打つことが可能になります。スラッガーには特に重要な要素です。
  • 打球スピードとは?:打球スピードは、打ったボールが飛び出す際の速さを指し、高い打球スピードはホームランやヒットを生む可能性を高めます。

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