この施設は、病気の子供とその家族が滞在できる場所として重要な役割を果たしています
伊藤選手は、昨シーズンにプレーした試合の成果として、1安打ごとに1万円をこの施設に寄付しており、昨年に続く訪問となりました
伊藤選手は「自分のプレーで社会貢献できることに喜びを感じています
私の野球は、私一人のためだけのものではありません
ここで頑張っている子供たちを応援したいと思っています」と語り、強い思いを明かしました
施設内では、入所している子供たちとキャッチボールを行い、伊藤選手は中学2年生の大須賀陽人さん(14)と「バッテリー」を組みました
左腕の大須賀さんは、プロの捕手に向かって真剣に投げ込み、二人は互いに声を掛け合いながら楽しい時間を過ごしました
大須賀さんは、肝胆膵腫瘍の一種である肝芽腫と闘っています
彼にとって伊藤選手とのキャッチボールは、「憧れのプロ野球選手とやることができて、本当に励みになりました」と感慨深いものでした
伊藤選手は昨年の来訪時に直接会えなかったことを悔やみ、約束を守ることができて喜びを感じています
現在、伊藤選手は新シーズンに向けてキャンプ中で、クライマックスシリーズでの怪我からの復帰を目指しています
「成績は常にキャリアハイを目指している
その気持ちがなければチームにいる資格はない」と奮起を誓う姿は、彼のプロとしての誇りを感じさせます
大須賀さんも「早く野球がやりたい
プロ野球を観戦したい」と希望を語り、伊藤選手の姿を見つめながら勇気を与えられたと言います
伊藤選手が病気の子供たちとキャッチボールを通じて交流する姿は、プロスポーツ選手としての責任感と情熱が感じられます。こうした取り組みは、子供たちに夢や希望を与え、また地域社会にも大きな影響を与えます。彼の行動は多くの人に感動を与え、野球を通じた素晴らしい社会貢献です。
キーワード解説
- キャッチボールとは?:野球やソフトボールのプレイヤーが相手にボールを投げて受けてもらうプレイのことです。技術の向上やコミュニケーションの一環として行われます。
- 肝芽腫とは?:主に幼児や小児に見られる肝臓のがんの一種で、肝臓の未発達な細胞から発生します。治療には手術や化学療法が用いられます。

