この日は特に新たに工夫を凝らした「フォークボール」と呼ばれる変化球に焦点が当てられました
フォークボールとは、ピッチャーがボールを投げるときに指の使い方を工夫することで、通常のストレートよりも大きく落ちる特徴を持つ球です
種市選手は、このフォークボールの「落差」を強化するために握り方を変更し、ビジョンを持って投げました
打者である和田選手からも空振りを奪うなど、その成果が早くも現れています
「タイミングを外せている感じがあった」と本人が語るように、打者を翻弄する感触も得ているようです
実際に投げた約30球の中で、快音を許したのはわずか1、2本
ただ「スピードにはそんなにこだわらず、まずは打者に投げられればと思っていた」と冷静に振り返りますが、球威で押し込む場面も多く見受けられました
新人の立松選手は「さすがですね、社会人とは切れが違う」と称賛の声を上げました
また、3月に行われるオランダとの強化試合に日本代表として選出され、第2戦に先発予定の種市選手は今後の予定にも意欲を見せています
「自分のレベルアップにつなげていきたい」と語り、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への代表入りにも期待が寄せられています
今回の種市選手の打撃練習は、プロとしての成長を示す重要なステップです。実戦形式での登板は、その成果や課題を直接確認できる貴重な機会にもなります。彼のフォークボールの精度向上は、今後の試合でのパフォーマンス向上に期待が寄せられます。同時に、オランダとの強化試合やWBCへの期待感も高まり、ファンにとっても楽しみです。
キーワード解説
- フォークボールとは? フォークボールは、ピッチャーがボールを指先で挟むようにして投げる変化球で、投げた後に大きく落ちるのが特徴です。
- 球威とは? 球威は、ピッチャーが投げるボールの力や速さを表す言葉です。強い球威は打者を押し込むことに繋がります。
- WBCとは? WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は、世界中の野球代表チームが競い合う国際大会で、選手たちにとって名誉ある戦いの場です。

