ヤクルト・沢井、豪快な2ランで開幕1軍獲得に名乗り

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◇練習試合 ヤクルト4―1広島(2025年2月15日 浦添) ヤクルトの外野手・沢井廉(24)が沖縄・浦添で行われた練習試合において、さっそく存在感を示した

沢井は「4番・左翼」として先発出場したこの試合、8回1死二塁の場面で右翼芝生席に飛び込む豪快な2ラン本塁打を放ち、勝ち越しに貢献した

沢井は中京大学から2022年のドラフト3位でヤクルトに入団したプロ3年目の選手で、長打力に定評がある新たな「左の大砲候補」として注目されている

濃霧がかかった空の下で打ったこの一発は、チームにとって今シーズン初の長打であり、彼自身にとっても重要な一撃であった

試合の8回、沢井は冷静に状況を分析し、143キロの直球を捉えて高く打ち上げた

この打球はまるで放物線を描くように舞い上がり、「ハードに当たったなという感じで、いい感じに振れた」と語った彼は、同点の状況からランナーを還すことができた功績を強調した

開幕1軍に向けたアピールとしても効果的な決勝弾であり、試合後の高津監督も「彼らしい一発

アピールになったんじゃないか」と評価した

沢井は昨季までの課題を克服するために平常心を持って打席に立つ意識を変え、打撃フォームも改善したことで自身のパワーを最大限に引き出す工夫をしている

昨季は故障によって出遅れた部分があったものの、今シーズンは「(打率)3割20本」を目標に掲げており、ポスト村上としての地位を固めようと奮闘している

現在、村上選手が来季メジャー挑戦を表明していることから、センターやライトのポジションには空きがあり、沢井の活躍次第でチーム内の競争が更に刺激的になることが期待される

今回の沢井選手の一発は、彼自身の成長とチームにとっても大きな意味を持つ。故障からの復帰後、常に平常心で打席に向かう姿勢が、今後の活躍を期待させるものである。ポスト村上としての地位を確立できるか、注目が集まる。
キーワード解説

  • 外野手とは?:野球において、外野手は野球場の外野でプレーする選手を指し、主に広い範囲を守る役割があります。
  • 本塁打とは?:本塁打は、打者が打ったボールが外野のフェンスを越え、スタンドに入ることを指します。これにより、打者は自動的に1点を得ることができます。
  • ドラフトとは?:ドラフトは、プロ野球チームが大学や高校からの新選手を選ぶための制度で、各チームが公平に選手を獲得できる仕組みです。

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