阪神、宜野座キャンプで打撃練習の環境に変化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム> 阪神タイガースが沖縄・宜野座キャンプで、打撃練習の環境を一新する取り組みを始めた

特に注目すべきは、フリー打撃を行う打撃ケージ内に新たに設けられたマットである

これは人工芝でできたもので、選手たちにとって新たな挑戦となるだろう

マット導入の背景

これまで阪神タイガースの打撃練習では、土が激しく掘れた結果、選手たちは不均一な足場で練習を続けていた

特に、練習終盤に打つ選手たちは、大きな穴や柔らかい土に苦労していたという

この状況を改善するため、選手たちから「マットを敷くのはダメなのか?」という意見が上がり、打撃担当コーチも前向きな対応をした

実際の打撃コンディション

マットの導入から2週間が経過したが、選手たちからはマイナス面の指摘はされていない

スパイクを履くかどうかは選手自身に任せられているが、下半身への負担が軽減され、快適に打撃練習が行えるとの声が多い

これは、試合と同じような条件で練習する必要は必ずしもないという考え方を反映している

新生阪神の象徴

この変化こそが、藤川球児監督がもたらしたものだという見方もある

阪神が22年前から同じ場所でキャンプを行いながら、あえてマットを敷かなかったという事実は、過去の慣習が変わる一歩を示している

新生阪神としてのスピード感を持ったチーム作りが始まったと言えるだろう

阪神タイガースの新たな試みが注目されている。打撃練習にマットを敷くことによって、安定した環境で選手が練習できることは、チームのパフォーマンス向上につながる可能性がある。新監督の藤川球児氏のもたらす変革が、今後どのようにチームに影響するのかが気になるところだ。
キーワード解説

  • フリー打撃とは?:フリー打撃とは、選手がピッチャーから投球されたボールを打つ練習方式で、実戦に近い状態で打撃技術を磨く手法のことです。
  • マットとは?:ここで使われているマットは、練習時に選手が打った時の足元を安定させるための人工芝のことを指します。これにより、選手が快適に練習できる環境が整います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。