阪神の新助っ人デュプランティエ、オープン戦デビューで好パフォーマンスを披露

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◇オープン戦 阪神9―6中日(2025年2月23日 北谷) 阪神タイガースの新たな助っ人、デュプランティエ選手が来日後初の実戦に臨み、上々のパフォーマンスを披露しました

昨シーズンまで米国のマイナーリーグに所属していた彼は、最速157キロの速球を記録し、5回からの1イニングを1安打無失点で抑えました

全15球のうち6球で150キロを超える速度をマークし、先発ローテーション入りを大いにアピールしました

デュプランティエ選手は「ストレートの感覚も、軌道も良かった

全体的にまとまってもいたし、手応えはあった」と語り、さらなる成長を示唆しました

彼のピッチングにおいて特に注目されたのが、ナックルカーブという球種です

ナックルカーブとは、通常のカーブボールに比べて、投球時に指先にかかる力を軽くし、球が変化する特性を持つ球種で、打者には非常に厄介な存在です

このナックルカーブは「特にストライクゾーンから低めに外れていくようなカーブで、自分のキャリアを通しても空振りを取れる球種」とデュプランティエ選手は説明しました

捕手を務めた栄枝選手もその変化量に驚き、「鋭いし、落差が大きい

高めからワンバウンドする落ち幅」と感銘を受けていました

実際に上林選手から奪った空振り三振は、まさにこのナックルカーブによるものでした

また、視察に訪れたヤクルトの松井光介スコアラーも「その角度から落とされたら打者は厄介だ」と警戒の意を示しました

デュプランティエ選手のマイナー通算での奪三振率は10.45を誇るものであり、直球と変化球の両方でその能力を発揮しました

さらに、デュプランティエ選手は阪神の鳴り物応援を体験し、「新鮮だけど最高だし気持ちいい

阪神の応援は野球界で一番と聞いているので、それを感じられるのが楽しみ」と熱い思いを語りました

藤川監督も「非常に良く映りました

順調に来ているし、落ち着いて投げてくれた」と評価し、今後の活躍に期待を寄せています

デュプランティエ選手のデビュー戦は多くのファンと関係者に驚きと期待を与えました。特にナックルカーブの威力は、今後のシーズンにおいて彼がどれほど活躍できるかを示す重要なポイントです。また、地元の応援を心から楽しむ姿も印象的であり、阪神タイガースへの早期適応が期待されます。
キーワード解説

  • ナックルカーブとは?投球時に指先にかかる力を少なくして投げるため、打者にとって厄介な球ができる特性を持つ。
  • 奪三振率とは?投手が投げた球数の中で何球が三振を奪ったかを示す指標であり、その数字が高いほど優れた投手だとされる。

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