巨人が新たなファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム」を開設、地域との連携を強化

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2025年2月26日、東京・稲城市に新しく設立された読売ジャイアンツのファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム(GTサウンドDTS)」が、メディア向けの内覧会を行った

この新球場は3月1日に開業し、若手選手が中心となる記念試合として東京ヤクルトスワローズとの対戦が予定されていることから、その開業を前に注目が集まっている

新球場の特徴とイベント計画

ジャイアンツタウンスタジアムの収容人数は2872人で、外野には芝生席が設けられている

客席は3階まであり、本塁から中堅までは122メートル、両翼は100メートルのサイズとなっている

興味深いことに、フェンスの高さも東京ドームと同じで、プロの試合と同様の環境が整えられている

また新球場では、選手たちが歴代の名選手を感じられるように、一塁側ベンチ裏に「レジェンドルーム」を設置

ここには長嶋茂雄終身名誉監督のユニホームなどが展示され、将来的には展示物が入れ替わる予定である

読売巨人軍の山本広海総務本部長は、「選手も歴史を感じながら成長してほしい」と希望を寄せている

地域との連携と将来計画

2027年には、球場の左翼席後方に水族館が、球場三塁側の道路を挟んで対岸には飲食施設が完成する予定

これにより、来場者は多様な体験ができる環境が整う

また、駐車場や新球場を含め、歩行者用ブリッジでつながれるため、アクセスも良好となる

高校野球の地区予選や首都大学リーグの試合にも利用される計画があり、試合のない日でも様々なイベントが予定されている

さらに、スタジアム内で出店するドムドムバーガーでは、オリジナルメニューとして「ビッグジードムバーガー」を提供し、地域に根ざした施設づくりを目指している

山本総務本部長は「地域に根ざした場所にしたい」と強調し、新球場が地域との結びつきを深めるアイコン商業基地となることを目指している

新しいファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム」は、選手育成だけでなく地域との関係を深めるための重要な施策である。展示スペースやイベントを通じてファンとの交流も促進され、繁栄のための基盤づくりが期待される。
キーワード解説

  • ジャイアンツタウンスタジアムとは? - 読売ジャイアンツの新しいファーム球場で、若手選手の育成に重点が置かれています。
  • レジェンドルームとは? - 歴代の名選手にちなんだ展示スペースで、選手たちが歴史を学ぶ場としても利用されます。
  • ファーム球場とは? - プロ野球チームの下部組織である若手選手の育成とトレーニングを行うための専用球場のことです。

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