広島・佐藤柳之介投手がオープン戦初登板、開幕ローテ入りへ向けた手ごたえを示す

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広島のドラフト2位左腕・佐藤柳之介投手(富士大=22)が、3月1日に行われた楽天戦に先発し、オープン戦初登板を果たしました

佐藤選手は3回を投げて2安打1失点という成績を残し、地元・宮城に本拠を置く楽天相手に堂々とした投球を見せました

初回の立ち上がり

試合は岡山・倉敷で行われましたが、佐藤選手は「知っている人しかいないというか、いち観客として見ていた選手たち」と振り返っています

しかし、試合が始まるとその緊張感を感じさせないパフォーマンスを発揮

初回はプロ仕様のマウンドに慣れるのに若干の時間を要したものの、次第に彼のペースに持ち込むことができました

ストレートとカーブの活用

初回、2番の小深田を歩かせ、盗塁を許すも、続く3番の辰巳を129キロのカットボールで空振り三振、4番・浅村からは1点を許しましたが、その後は冷静に投球を続けました

2回以降は、坂倉捕手とのコンビネーションで110キロ台のカーブが決まり出し、制球力とテンポの良さを取り戻しました

自信をつけた佐藤選手
3回を47球で抑え、同じ大卒ルーキー・宗山との対戦でも141キロの直球で三邪飛に打ち取るなど、自信を持った投球を見せました

自身の立ち上がりの不安定さを振り返り、開幕ローテ入りに向けて心を引き締めています

監督の評価

新井貴浩監督(48)は、尻上がりにエンジンを上げた投球を評価し、「修正できていたと思うし、球界を代表するバッターの浅村相手に経験を積めたことは良い勉強になった」とコメント

佐藤選手は今後も開幕ローテ争いに加わる可能性を残しました

佐藤柳之介選手の初登板は、プロの舞台での成長を感じさせるものでした。特に、初回の立ち上がりの不安定さを克服し、徐々にテンポの良い投球を取り戻す姿勢は、将来に期待を持たせるポイントです。今後の開幕ローテ入り争いにおいて、彼の成長がどのように活かされるのか注目です。
キーワード解説

  • ドラフト2位とは?プロ野球で選手が大学や高校から指名されて入団する際の順位。高順位ほど注目され、期待される。
  • 制球力とは?投手がボールを投げる際に、ターゲットに正確に投げる能力のこと。高い制球力を持つ投手は打たれにくい。
  • オープン戦とは?プロ野球のシーズン開始前に行われる試合で、選手の調整や新戦力の発掘を目的としている。
  • 尻上がりとは?選手のプレーが試合を通じて徐々に良くなること。特に投手が立ち上がりを克服してから調子を上げることを指す。

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