阪神のドラ1伊原がプロ初先発、好投で期待に応える

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◇教育リーグ 阪神2―6オリックス(2025年3月5日 SGL) 阪神タイガースのドラフト1位選手である伊原(NTT西日本)が、3月5日に行われた2軍の教育リーグ・オリックス戦でプロ初先発を果たした

東京都心で降り続く雨の影響を受けたコンディション不良の中で、伊原は優れた安定感を示し、2回にわたって1安打無失点の成績を収めた

投球内容とピッチングスタイル

この日の試合では、伊原が投入されたのは2回だけだったが、その品格ある投球内容は高く評価された

彼はカットボールやスライダーといった多彩な球種を駆使しながら、27球を投じた

特にカットボールは、バットの芯を外す投球を可能にするため、打者に対して有効な武器となる

初回の投球

伊原は、まず先頭打者・麦谷に対して外角を攻め、三邪飛を誘発

その後、元選手に対しては内角勝負に挑み、二飛に打ち取った

そして最後の打者、山中からは三振を奪い、初回は3者凡退の快投で切り抜けた

周囲の評価

試合後、伊原は「悪くなかった

取り組んでいることは間違っていないと思いますし、ひとまず練習していることは少しは出たかな」と自身の投球を評価した

また、今後のチャンスに向けて「どこの場所でも行けるように準備はしてます」と意気込んだ

他選手とのパフォーマンス比較
この日、同じく1軍の中日戦が行われていた甲子園では、期待される先発陣が苦戦を強いられ、デュプランティエが2回で3失点、伊藤将も3回で3失点の結果だった

一方、伊原の投球は両者とは対照的に、プロ初先発として内容のあるパフォーマンスを見せた

今後への期待

開幕が近づく中、伊原はチームにとって重要な選手としての地位を確立しつつある

十分な投球能力と安定感を備えた左腕は、開幕ローテーション入りの可能性を秘めていると言えるだろう

伊原選手のプロ初先発での安定感は評価に値します。天候に左右される中でも、持ち味を発揮し、特に球種の使い方が巧妙でした。他の選手が苦しむ中で、今後のさらなる成長が期待されます。
キーワード解説

  • ドラフト1位とは?:プロ野球の選手選考で、各球団が最も期待する選手を選ぶ重要な位置づけにあります。
  • カットボールとは?:通常のストレートよりもわずかに横に曲がる球種で、打者にとって非常に打ちにくい変化球です。
  • スライダーとは?:ストレートよりも大きく曲がる変化球で、打者のタイミングを外すことができる球種です。

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