阪神・高寺望夢が全ポジション対応のオールラウンダー候補として躍進中

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【球界ここだけの話】プロ野球界において、全幅の信頼を受けるオールラウンダー選手がいることは、チームにとって非常に大きな強みである

阪神タイガースの内野手、高寺望夢(22)が、そんなオールラウンダーとしての地位を確立しようと奮闘中だ

「スーパーサブ」と呼ばれる存在に留まらず、全ポジションを守れる選手を目指している

その意気込みは、「本職は?の問いに対して、全部ですと返答するほどである

」高寺は長野県の上田西高校出身で、2021年のドラフトで7位指名を受け入団した

今季からは大卒ルーキーと同じく、高卒5年目に突入した

春季キャンプにおいては、主力選手が集まる宜野座グループに選出され、オープン戦では4試合連続安打を記録する成果を上げている

高寺ははじめ、打撃力が特異だった

彼はプロ契約を結んだ2022年6月に初めて一軍に出場し、その後9月23日にはプロ初安打を達成

クライマックスシリーズにも出場した経験を持つが、その後は1軍での出場機会が減っていた

しかし、昨年はウエスタン・リーグにおいて打率・288を記録し、リーグ最多の128安打を達成した

その打撃力を最大限に発揮するために、高寺は「どこでも守れる選手」を目指して猛練習を重ねている

藤川球児監督は選手に複数ポジションでの役割を与えることを明言しており、高寺はその最初の候補として指名された

キャンプの第1クール3日目からは外野守備に挑戦し、さらに一塁守備の練習も始めた

実戦でもその能力を示しており、オープン戦では3月5日の中日戦で三塁から中堅へ、その後7日のDeNA戦では一塁から二塁へ移り、再び一塁に戻るなど、多彩な守備力を証明している

春季キャンプのMVPに選ばれるなど、藤川監督の期待を背負って今後の更なる成長が期待される

長いシーズンを戦う阪神において、主力選手の不振が続く中、高寺が背番号67を背負い、全ポジションで守れる存在となることで、V奪還の鍵を握る存在となることが期待される

阪神・高寺望夢選手の全ポジション対応を目指す姿勢は、何よりもチームにとって必要不可欠な存在になる可能性があります。今後の試合でもその能力を発揮し、チームにどれだけ貢献できるかが注目されます。
キーワード解説

  • オールラウンダーとは?: オールラウンダーとは、野球においてさまざまなポジションをこなすことができる選手を指します。これにより、チーム内での戦術の幅が広がります。
  • スーパーサブとは?: スーパーサブは、試合中に複数のポジションでプレーできる選手のことを指し、戦況に応じてスタメンと交代し、柔軟に戦力を補強する役割を担います。
  • オープン戦とは?: オープン戦は、公式戦前に行われる試合のことで、主にチームの調整や選手の実力を確かめるための試合です。
  • クライマックスシリーズとは?: クライマックスシリーズは、プロ野球のポストシーズンに行われる playoffs で、リーグのチャンピオンを決定するためのトーナメント開催を指します。

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