阪神ドラフト1位・伊原陵人投手、オープン戦初登板で無失点好投

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◆オープン戦 西武1―0阪神(11日・ベルーナD) 阪神タイガースのドラフト1位選手、伊原陵人投手(24歳)が11日に行われたオープン戦に初登板しました

伊原は先発としてマウンドに立ち、4回を投げて3安打無失点という素晴らしい成績を収めました

4回には2四球を与え、二死満塁のピンチを迎えましたが、最後は遊撃手に打ち取って無失点に抑えました

彼は試合後、「ボールが先行していた」と反省の言葉を口にしましたが、「ゼロで抑えられたことが一番良かった」と安堵の表情を見せました

伊原の投球スタイルは主にフライボールピッチャーとされ、彼が獲得した12アウトのうち10個がフライアウトでした

これは彼の直球のスピンが効いている結果であり、受けた捕手の坂本選手も証言しています

伊原の直球は、約2500回転で回転し、プロ野球選手の平均である約2200回転を大きく上回っています

彼の直球は、現役時代に約2700回転を記録した藤川監督が、その才能を見込んでドラフト1位に指名したことが背景にあります

藤川監督は「キレがある」と評価し、25球を低めに集めることができた点も称賛しました

阪神の先発陣には課題があり、昨年2年連続で2桁勝利をあげた左腕・大竹投手が下肢の張りで開幕ローテーション入りが困難であり、ビーズリー投手も体調不良から回復したばかりです

また、別の先発投手である西勇投手も最近の試合で炎上したことから、伊原の開幕ローテ入りが期待される状況です

藤川監督は、伊原を「十分なところにはいる」と評価しつつ、最終的な判断は今後の状況次第との見解を示しました

伊原自身は「ゼロに抑えることができた自信を次につなげたい」と力強い姿勢を見せており、彼が先発あるいはリリーフとして活躍する可能性が高まっています

さらに、育成ドラフト1位として7日に支配下選手登録された工藤選手も新しい背番号24を披露し、1回を3者凡退に抑える活躍をしました

最速156キロを計測した彼は、東日本大震災を経験した秋田市出身で、「東北人として元気を送りたい」と述べ、希望の光となる意気込みを見せています

伊原陵人投手のオープン戦でのパフォーマンスは非常に印象的でした。無失点で抑えることは特に重要で、彼の成長が期待されます。チームにとっても先発陣に不足している選手を補う存在として、今後の活躍に目が離せません。彼の能力がチームにどのような影響を与えるのか注目しています。
キーワード解説

  • 伊原陵人とは?阪神タイガースのドラフト1位指名選手で、オープン戦で無失点投球を達成した投手です。
  • フライボールとは?バッターが打った球が高く上がることを指し、特に空中で捕球される率が高い球です。
  • スピンとは?ボールが回転することを意味し、これによって直球の動きが変わるため、打者にとって難しい球になります。
  • 捕手とは?投手の投げた球を受ける選手であり、試合中は打者の配球も考える重要な役割を持っています。
  • ローテーションとは?先発投手を固定させて試合を行う方式で、チームの投手陣の計画を立てる上で重要です。

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