オープン戦の日本ハム戦に「8番捕手」として先発出場し、2安打2打点を記録
特に2回には、1死二塁の場面で金村のスプリットを巧みに打ち返し、右中間へ適時二塁打を放つ
この打撃が試合の流れを左右し、チームを勝利へ導く一因となった
また、6回には1死一、二塁から斎藤のスライダーに反応し、右越え適時打を放った
寺地は昨季のルーキーイヤーに1軍出場が2試合に止まったものの、シーズンを通じて貴重な経験を積み重ねてきている
「昨年は真っすぐに対しては強かったものの、変化球に対しては振ることができなかった」と語ったが、今シーズンは「下半身で粘る力を身に付け、打撃に自信が持てている」と手応えを得ている
昨シーズンは故障で離脱中の正捕手・佐藤に代わり、寺地はオープン戦で4試合連続スタメンを務めている
吉井監督は「昨年までは寺地のプレーを見てドキドキしていたが、今年は安心して観ることができる」と、寺地への信頼を示している
開幕スタメンの可能性についても「佐藤のけが次第ではあるが、高卒2年目での大抜てきも十分に考えられる」と示唆した
寺地はまた、登場曲を昨年のaikoの「花火」から、尾崎豊の「僕が僕であるために」に変更
「『花火』は季節が違うから
尾崎さんの曲は好きなので、打席に入る際には良い感じで臨めている」と、気持ちの面でも変化を遂げている
19歳という若さで、スタメンマスクを目指して奮闘する寺地の今後に注目が集まる
◆寺地隆成(てらち・りゅうせい)2005年(平17)8月19日、東京都生まれ
小学1年から野球を始め、錦糸中時代は城東ボーイズに所属
3年の2学期から明徳義塾中に転校し、明徳義塾では1年春からベンチ入り
2年夏に甲子園出場を果たし、3年夏にはU18W杯で日本代表に選出
2023年ドラフト5位でロッテに入団
2024年10月3日の日本ハム戦でプロ初出場を果たし、初打席で二塁打を記録
177センチ、82キロ
右投げ左打ち
今季推定年俸550万円
寺地選手の成長は、昨年結果を出せなかった悔しさをバネにしたものであり、今シーズンの活躍はチームにとっても嬉しいニュースです。若手選手が台頭することで、チームに新たな活力が生まれることが期待されます。
ネットの反応
ロッテの寺地隆成選手が開幕スタメンマスクをつかむためにアピールを強めています
この選手は最近の試合で2安打2打点を記録し、ファンからの期待が高まっています
特に過去にロッテで捕手を務めた選手の中には打撃力に欠けていた例もあったため、寺地選手のバッティングが注目されているのです
ファンの多くは、守備面での成長を期待しつつも、打撃が重要であることを理解しているようです
中には、寺地選手の成績に応じてスタメン起用が決まるという見方を示すコメントもありました
また、貨物を担う捕手としての打撃の充実と守備の向上を同時に図ることが今後の課題です
その一方で、サードやセカンドへのコンバート案も議論されています
捕手陣の厚みは増してきているため、寺地選手の競争が今後の成績にも良い影響を与えると期待する声も多く聞かれました
そんな中で、寺地選手にはプロとしてさらに成長してもらいたいというファンの思いが強く、特に若手選手に大きな期待が寄せられています
このように、寺地選手の今後はロッテにおける大きな注目ポイントとなるでしょう
ネットコメントを一部抜粋
里崎・橋本将以来の打てる捕手2人。
開幕スタメン、捕手・セカンド・ショートも全員りゅうせいでお願いします。
守備はこれからですし打ててなんぼのレギュラーでしょう。
高卒2年目のキャッチャーがベストナインキャッチャーに肉薄。
寺地はご両親がともに剣道日本一の方だと聞いている。
キーワード解説
- 捕手とは?捕手は、野球において投手の投球を受ける選手であり、バッターに近い位置でプレーします。バッテリーを組む投手と密に連携を取り、試合の戦略や配球を指示する重要な役割を持っています。
- スプリットとは?スプリットは、変化球の一種で、投手がボールを握る際に指を開いて投げることで、急激に落ちる特性を持っています。打者にとっては予測するのが難しく、空振りを誘うことが多い球種です。
- オープン戦とは?オープン戦は、プロ野球のシーズン前に行われる試合で、チームが新戦力の確認や戦術を試すための場となります。選手たちはこの期間にスタメンのポジションを争います。