DeNA・東克樹投手が新投球フォームを“リセット”、開幕に向けた決断を発表

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2025年3月14日、横浜スタジアムで行われる楽天とのオープン戦に先発予定の横浜DeNAベイスターズの東克樹投手(29)が、今シーズンのオフに改造した新しい投球フォームを使用しないことを明らかにしました

この発表は、前週の阪神戦でのパフォーマンスが原因とされています

新投球フォームとその影響

東投手は、7日の阪神戦で三回途中に4安打4失点、さらに2四球を許して降板しました

新たに改造した投球フォームは、球速アップを狙うものでしたが、結果的にリリースポイント—ボールを投げる瞬間の手の位置—が上がる事態を招きました

この変更がフォームの安定性に悪影響を及ぼしたため、東投手は思い切って「捨てます」と声明を出しました

今後の方針

「僕は球速はもう求めない」と語る東投手は、体がオーバースロー気味になっていたことも認識しており、サイドスロー気味の投球に意識を切り替えることにしました

これは、サイドスローとは、腕を横に振り下ろすように投げるスタイルで、一般的に打者から見て投球が回転しやすく、コントロール力が向上する可能性があります

開幕投手としての責任

シーズン開幕まで残り2週間を切った今、東投手は「今の状態のままだとチームとしても不安です」と語り、特に重要な試合と位置付けているとのことです

新たな登板でのパフォーマンスが、開幕戦へ向けた大きなステップとなることでしょう

東投手が新投球フォームをやめる決断をしたことは、彼が選手としての責任を自覚し、本番に向けた準備に真剣に取り組んでいる証です。新たな投球スタイルに挑戦する中での苦労が、彼の成長につながることを期待します。
キーワード解説

  • リリースポイントとは?ボールを投げる際に手がボールから離れて飛び出す瞬間の位置を指します。
  • オーバースローとは?肩よりも高く腕を上げてボールを投げるスタイルのことです。
  • サイドスローとは?腕を横に振るようにボールを投げるスタイルです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。