中でも、ドラフト1位指名選手に対しては特に注目が集まります
しかし、競争が激しいため、選手獲得を巡るくじ引きで外してしまうことも少なくありません
その際に指名されることがあるのが“外れ1位”と呼ばれる選手たちです
さらにその外れ1位の選手が、結果的には大当たり選手となることも多々あります
その例として、読売ジャイアンツの吉川尚輝選手の成功を見ていきましょう
吉川尚輝選手のプロフィール
投打:右投左打身長/体重:177cm/78kg
生年月日:1995年2月8日
経歴:岐阜・中京高 - 中京学院大
ドラフト:2016年ドラフト1位 吉川尚輝選手は、長年にわたる読売ジャイアンツの二塁ポジションの課題を解消する存在として重要な役割を果たしています
中京学院大学時代には大学日本代表に選ばれ、同校の先輩である広島の菊池涼介選手を彷彿とさせるプレーで評価されました
そのため“菊池2世”とも呼ばれていました
2016年のドラフトでは、田中正義(日本ハム)や佐々木千隼(ロッテ)を指名して外れた巨人から1位指名を受けましたが、その後のプロ入りでは故障に悩まされる時期もありました
しかし、2020年には二塁のレギュラーに定着し、打率.274、8本塁打、32打点、11盗塁という素晴らしい成績を残しました
そして、2022年にはさらに成績を向上させ、打率.277、7本塁打、31打点、16盗塁を記録しています
また、昨季には全試合に出場し、打率.287、5本塁打、46打点、12盗塁を達成し、初めてのベストナインおよびゴールデングラブ賞を獲得しました
これにより、吉川選手はチームのリーグ優勝に大きく貢献しました
守備面でも評価が高く、今季も正二塁手としての活躍が期待されています
今回はプロ野球選手として成功を収めている吉川尚輝選手に焦点を当てました。ドラフトで外れ外れ1位として入団しましたが、彼の成長は驚くべきものです。多くの選手が期待される中で、彼が持つ能力と努力が実を結び、チームに欠かせない存在になったことは素晴らしいことです。これからの活躍にも大いに期待が寄せられています。
キーワード解説
- ドラフトとは?選手を選ぶためのプロ野球の制度で、各球団が若い選手を支配下選手として獲得する機会です。
- 外れ1位とは?本来の1位指名選手が獲得できなかった場合に選択できる選手で、期待がかかる一方でリスクも伴います。
- ベストナインとは?その年に特に優れた選手に贈られるタイトルで、選手の実力が証明される栄誉ある受賞です。
- ゴールデングラブ賞とは?守備の優れた選手に贈られる賞で、守りの強さが評価されます。