さらに、開幕戦の後、2戦目には吉村貢司郎投手(27)、3戦目には高橋奎二投手(27)を先発させることも明言しており、“巨倒ローテ”を組み、開幕ダッシュを狙う構えだ
奥川恭伸の起用理由
12球団中、最後の開幕投手という意表を突く発表は、14日午前8時40分に行われたヤクルトの公式Xには、マスコット・つば九郎と共に高津監督が「奥川恭伸」と記した白地の写真が投稿され、高津監督は「おもしろいかなと思って」と笑顔を見せた
奥川に開幕投手の役割を伝えたのは、9日の広島戦前であり、彼は「自分だと思っていなかったのでビックリしました」と驚きを隠せなかった
経験と信頼
23歳の奥川は、プロ入りから順調なキャリアを進んできたが、2023年には右肘の故障も経験し、1軍登板は無かったしかし、昨季には980日ぶりに先発勝利を収め、復活の兆しを見せた
「本人やチームに刺激を与えたかった」と高津監督は語り、奥川に期待を寄せる背景には、彼の実力と信頼がある
重要な開幕戦
高津監督は、開幕シリーズを特に重要視しており、「ジャイアンツをたたいて勝っていかないといけない」との口癖がある奥川は、巨人戦で3勝0敗、防御率1.96の成績を残していることもあり、彼に対する期待感は高い
「開幕を任せてもらう以上、絶対に勝ちたい」と奥川自身も決意を新たにしている
シーズンへの期待
高津監督が選んだ先発ローテーションは、チームを昨季以上に引き上げるための戦略であり、奥川を中心に、吉村・高橋と続く投手陣が、巨人戦での勝利をどう掴むのか、シーズンのスタートが注目される背番号18を背負った奥川が、チームを勢いづける存在としての役割を果たすことが期待されている
高津監督が奥川投手を開幕投手に選んだことは、奥川の復活を期待する意味も含まれている。若い選手に大きな役割を与えることでチーム全体の士気が上がると考えられる。開幕戦での巨人との直接対決をどう戦うのか、注目が集まる。
キーワード解説
- 開幕投手とは?スポーツにおいて、開幕戦で最初に投げるピッチャーのことで、チームのシーズンを象徴する役割を持つ。
- 防御率とは?投手の成績を表す指標で、与えた自責点の合計を投球回数で割ったもの。数値が低いほど良い成績とされる。
- 先発ローテーションとは?チームが試合で投手を出す際の順番を決めたもので、シーズンを通してチームの勝利を狙うために重要。