ソフトバンクの和田毅、引退記念試合で感動のフィナーレを迎える

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◆オープン戦・ソフトバンク4―2日本ハム(15日、みずほペイペイドーム) 昨季限りで現役を引退したソフトバンクホークスの和田毅投手(44)が15日、引退記念試合に登板した

和田投手は日本ハムとのオープン戦に先発し、初回には清宮幸選手から空振り三振を奪って降板

その後、試合終了後にはチームメートに胴上げされ、22年間にわたるプロ野球選手としてのキャリアに幕を下ろした

和田投手は試合後のインタビューで「やり切った

22年間のプロ野球人生を全うできた」と述べ、充実感を表した

彼がマウンドに上がった際、ファンからの大声援が響き渡った

そして迎えた初球は133キロの直球

その後の4球目、外角に134キロの直球を投げたところ、見事に空振り三振を奪った

引退会見から4ヶ月後の登板にもかかわらず、最速135キロを記録したことに対して「感謝の気持ち、今の姿を見せようと投げた

120点満点」と語り、満面の笑みを浮かべた

和田投手は2003年に早稲田大学から当時のダイエーに自由枠で入団し、新人王、また2度の最多勝など、数々のタイトルを獲得

さらに、米大リーグにも挑戦し、日米通算で165勝を挙げた

彼は輝かしいキャリアを振り返り、「1球たりとも意味のない球を投げてないつもり

そこは誇れる」と自信をのぞかせた

試合後のセレモニーでは、王貞治球団会長や家族から花束を受け取り、早稲田時代の監督、野村徹氏からのビデオメッセージに感極まる瞬間も見られた

今年1月には球団統括本部付アドバイザーに就任しており、セレモニーの挨拶では「これからプロを目指す子供たち

いつかホークスに入って、活躍する姿を新しい夢としたい」と、新たな目標を掲げる姿が印象的だった

和田毅投手の引退試合は、多くのファンや選手にとって忘れられない瞬間となった。彼のキャリアに対する誇りと、次世代への期待が感じられ、感動的なフィナーレを迎えることができた。彼の意志と姿勢は、これからの選手たちにとって大きな刺激となるだろう。
キーワード解説

  • 引退記念試合とは?: 選手が現役を引退する際に行う特別な試合のことです。この試合では、選手のキャリアを称えるためのセレモニーが行われることが多く、ファンにとっても感動的な瞬間となります。
  • 胴上げとは?: 野球やスポーツの引退や特別な出来事の際に、チームメートがその選手を持ち上げて宙に投げることです。感謝や祝福の気持ちを伝えるために行われます。
  • 自由枠とは?: プロ野球のドラフト制度の一部で、特定の選手が契約する際に特別に設けられた選抜枠のことです。主に有望な大学生選手などが対象となります。

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