この試合は、2025年3月15日(土曜日)に開催され、内野指定席の前売り券は完売し、臨時外野席も需要が高く、4079人の観衆が詰めかけた
注目すべきは、阪神タイガースOB会長の掛布雅之氏が始球式を務め、新球場の環境に称賛の声を上げたことだ
掛布氏は、ファームチームの位置付けについて新たな提案を行った
「もはや『2軍戦』と呼ぶべきではなく、米国のマイナーリーグのように3A、2Aといった名称に変更すべきだ」と強調
さらに、独自のチーム名やユニフォームを導入し、プロとしての競争力を見せることが重要だとも述べた
この意見は、ファームチームの競争が激化する中で、ファンにより満足のいく観戦体験を提供するための施策として、現代のプロ野球の進化に対応したものだ
掛布会長は2016年から2軍監督を務めた経験もあって、試合を観るファンの視点を理解している
特に、甲子園歴史館の運営会議で提案した無音試合は斬新な試みで、観客の注目を得る手段として注目されている
これは、プロ野球の魅力を新しい角度から引き出す試みであり、ファンにとって新鮮な体験を提供することを目指している
さらに、ファームチームの個性を引き立てることで、阪神タイガースのファン層の拡大や営業面でのプラス効果が期待されている
過去にも、横浜球団が「湘南シーレックス」、オリックスが「サーパス神戸」といった形で2軍のブランドを展開してきたことがその一例だ
阪神タイガースでは、球団創設90周年を記念して、1954年から3シーズンにわたり「ジャガーズ」として親しまれていたファームチーム名を持つ期間限定のイベントを実施する
これにより、ファームチームの個性化が促進され、ファンとの距離を縮める試みとして期待されている
阪神タイガースのファームチームに対する新たな取り組みは、今後のプロ野球界の変化を象徴するものとなる可能性があります。掛布雅之氏の提案は、ファームチームに対する意識を変えるものであり、ファンとのつながりをより強化する手段として期待されています。
ネットの反応
阪神・掛布雅之OB会長の提言に対するコメントは、賛成と反対が入り混じるものでした
掛布会長は、アメリカのマイナーリーグ、特に3Aや2Aのように日本の二軍を強化すべきだと提言しました
この提言に対して、ファンは様々な視点から意見を述べています
一部のファンは、掛布会長の意見を支持し、より魅力的な育成システムを望む声がある一方で、掛布氏の考えがうまくいくかどうかに疑問を抱く意見もありました
また、チーム名やユニフォームの変更を提案する意見もあり、阪神が「キャッツ」や巨人が「チルドレン」といったユニークな名称案が出てきました
これは、二軍に対する意識を一新し、観客の興味を引くことで収益を向上させようという試みからの提案です
しかし、反対意見も根強く、現行のままの二軍で良いと考えるファンや、アメリカのシステムをそのまま真似するのは日本の状況には合わないという意見も目立ちました
さらに、選手の立場から見れば、名称やユニフォームの変更が士気に影響を与える可能性があるとの声もありました
特に、日本のプロ野球には、年俸等の条件面での課題も指摘されており、掛布会長の提案が理想形であるものの、実現には日本独自の事情を考慮する必要があるとの見解も示されています
ファンは、現在の二軍システムの役割や、今後の発展について多様な意見を持っています
ネットコメントを一部抜粋
この調子ではNPBの1軍が実質的な3Aと化しそう
ジャガーズはカッコよすぎるので2軍はキャッツにしたらどうかなと個人的には思います。
メジャーとマイナーでチーム名が違うのは、アメリカでは、開幕メジャーに選ばれれば、よほどのことが無い限りマイナー落ちはないから成り立つんだと思う。
選手の立場からしたら阪神タイガースとして入団したのに、名称もユニホームも変わるのはかえってテンションが落ちるような気がする。
阪神の2軍やから観に行くんだけど。早く1軍に上がれという期待と応援の意味を込めて。
キーワード解説
- ファームチームとは?プロ野球における選手養成を目的としたチームで、1軍チームの選手がシーズン中に怪我や不調で欠場する際、ファームから選手が昇格することがある。
- マイナーリーグとは?アメリカ合衆国のプロ野球における下部組織であり、選手が1軍昇格を目指してプレーするリーグのことを指す。
- ブランド名とは?企業や製品が持つ個性やイメージを示す名称のことで、ファームチームに独自の名前を持たせることで、その魅力を高めることができる。

