横浜清陵、春の甲子園初戦で広島商に敗れる

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◇第97回選抜高校野球大会第4日 1回戦 横浜清陵(神奈川) 2―10 広島商(広島) 2025年3月21日、甲子園において行われた第97回選抜高校野球大会の1回戦で、21世紀枠で春夏通じて初出場の横浜清陵(神奈川)は、3年ぶり23回目の出場を果たした広島商(広島)に10対2で敗れ、初戦敗退の結果となった

この試合では、横浜清陵にとって甲子園初得点を挙げる場面もあったが、全体的には守備の乱れが響く格好となった

試合の展開

横浜清陵は初回から盤石な先発を期待された背番号8の小原(3年)が、公式戦初登板初先発に挑んだが、2つの失策が絡み早々に2点を失う結果となった

続いて登板した左腕の西田(2年)は、3回に四球や失策からさらに失点を重ね、4回には中堅手の落球もあり、気づけば1対8と大きく差を広げられてしまった

攻撃面の試み

横浜清陵の攻撃では、特に3回のプレーが光った

先頭打者・秦野(3年)が投手の投球モーション中に打席からベースへ歩み出て、相手投手を揺さぶり、四球を選ぶ

このプレーは「牽制」と呼ばれ、相手投手の注意を引くことで得点のチャンスを広げる役割を果たした

その後、犠打と1番・山本(3年)のヒットが続き、2番・長谷川(3年)がスクイズで甲子園初得点を挙げる場面が見られた

6回にも得点を重ね、試合の終盤まで粘りを見せたが、8点差を追う中でも最後まで戦い抜いた姿勢は評価される

チームの背景

横浜清陵は、県立高校の再編統合により2004年に設立された新しい学校であり、昨秋の県大会で公立校として唯一の8強入りを果たした実績もあった

選手主体のチーム運営である「自治」の取り組みが評価され、21世紀枠での甲子園出場が決まった

監督のコメント
試合後、横浜清陵の野原慎太郎監督は「責任を痛感しています」と述べ、選手たちとの意見交換の結果得た先発起用の決断が思わぬ結果を招いたことに対する重い心情を明かした

横浜清陵の初戦は、結果的には厳しいものとなりましたが、選手たちがしっかりと姿を見せたことは大きな意味があります。特に最後まで粘り強く戦った姿勢は、今後のチームにとって重要な経験となるでしょう。また、甲子園という大舞台での試合を通じて、今後の成長にもつながるはずです。
ネットの反応

21世紀枠初出場の横浜清陵高校は、甲子園初戦で敗北しましたが、試合に臨んだ選手たちは「自治」野球として一生懸命にプレーし、見せ場を作ることができたと評価されています

一方、多くの観客や神奈川県民からは実力差に対する懸念や試合の展開に対する残念なコメントが寄せられています

特に、ボールの取り損ないや悪送球など、取りこぼしが目立ち、失点に繋がったことが指摘されています

試合前に期待を寄せられていたものの、試合結果を受けては「選考基準」や「実力の違い」に対する不満が広がっています

清陵高校が出場できた背景には地域の盛り上がりがあったものの、実力のギャップが否めないとの意見も多数見受けられました

また、この結果を受けて今後の選考基準について疑問を持つ声もありました

特に、県大会での成績について「ベスト8」では不十分との指摘や、さらなる実力向上に向けた期待が寄せられています

若い選手たちにとっては、甲子園での経験が貴重だとしつつも、県内にはもっと実力のある高校が存在することも指摘されました

ただ、選手たちを称え「これからに期待したい」というコメントも多く見られ、未来への希望を感じさせる意見があるのも事実です

清陵高校にとって、この経験が今後の成長に繋がることを願う声が多く寄せられています

ネットコメントを一部抜粋

  • やっぱり、実力差は大きかった。
  • 選手たちは緊張しながらも頑張ってくれました。
  • 試合が終われば21世紀枠の基準がナンタラ
  • 選考基準は分からないが、二度と神奈川県から21世紀枠の選出はなくなるのではないか心配です。
  • この悔しさを明日以降にぶつけてください。
キーワード解説

  • 甲子園とは? 高校野球の全国大会で、毎年春と夏に開催されるイベントで、多くの高校が優勝を目指して参加します。
  • 四球とは? 投手がストライクを投げられず、打者がボールを受けて無条件で一塁へ進むことができるプレーです。
  • スクイズとは? 打者がバントしてランナーを本塁へ進める戦術で、得点を取りに行く大胆な作戦の一つです。

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