彼は苦しい投球を強いられながらも、4回1/3を無失点に抑える投球術を見せた
この投球術は、日本ハム時代に培った経験が活かされたものであろう
試合中、上沢は初回1死一、二塁、3回1死満塁といったピンチを迎えたが、いずれも併殺打を奪い、ピンチを切り抜けていった
「本番さながらで、絶対にゼロで抑えてやるぞという気迫が感じられた」と試合後に語る小久保監督が、彼への信頼を改めて示した
その後、登板した杉山は、5回1死一、二塁のピンチを迎えたが、後続の2人を抑え無失点リリーフを果たした
続く津森も6回の1イニングを無失点に抑え、試合の流れが相手に傾くことを防いだ
この時点で中継ぎ陣の連続無失点イニングは、18日の中日戦から計18回まで伸びていた
7回に4番手の尾形が失点したことでその記録は途切れたが、その後も松本晴や大山が再度無失点で投球を続け、チームはオープン戦を白星でフィニッシュすることに成功した
最終的に今オープン戦は9勝6敗3分けの成績で4位となった
打線では栗原の故障離脱により「5番打者問題」が解決できず、シーズン突入を迎えることになった
小久保監督は「これでスタートというのが見つからなかったオープン戦」とも述べている
ただし、投手陣、特に中継ぎ陣については手応えを感じ取った様子だった
「中継ぎは元々ケガ人が出なければ非常に狭き門です
ただ、ケガ人が出ていないので、勝ち試合で投げられる投手がしっかりと6枚、7枚揃っていることは強みだ」と話す小久保監督
また、プロ通算503試合登板を誇るベテラン又吉も、今オープン戦で5試合に登板し、防御率1.69の好成績を残したにもかかわらず、開幕は2軍で迎えるという状況である
これはチームの層の厚さが依然として球界随一であることの証明であろう
こうして小久保ホークスは、連覇の道を進むための準備を着々と進めている
今回のオープン戦では、ソフトバンクの中継ぎ陣の強さが際立ちました。選手たちはピンチをしっかりと抑えることで、勝利を引き寄せました。これからのシーズンも期待が高まります。
ネットの反応
ソフトバンクの野球チームに関するコメントが集まり、中継ぎ陣の強さと先発投手陣の弱さに関する意見が多く寄せられました
多くのファンが中継ぎ陣は層が厚く、優勝を狙える戦力との評価をしていますが、同時に先発投手陣に対する懸念も強いことが分かりました
特に、先発投手については「定着してくれ!」や「先発が弱い!」などの声があり、先発陣の不安さが指摘されています
例えば、ローテーションの中に誰か一人でも離脱すれば、その後を担う選手に対する不安感が強調されていました
たしかに、若手の活躍が求められていることも相談され、もし若手選手たちが活躍しなければ混戦になるとの指摘もみられました
中には「今年も優勝へ視界良好」と述べる人もいましたが、それでも日ハムや西武の先発陣が強力であることから心配するコメントもいくつか見受けられました
また、中継ぎ陣は安定しているとの意見も多く、特に又吉投手や津森投手が評価されています
両者とも防御率が良好であり、先発投手陣の役割を補完する形になるかもしれません
しかし、先発陣の弱点がシーズン序盤の戦いにどう影響するかはファンの間で意見が分かれています
このような状況の中で、選手たちがどのようにパフォーマンスを発揮できるか注目されます
ネットコメントを一部抜粋
先発のレベルはよそと比べても高くないと思いますが、気のせいか?
中継ぎ厚くした代わりに先発はスカスカなんだけどね。
ソフトバンクは、捕手以外は隙はない。
今年も優勝へ視界良好。
先発の弱さと監督の差でファイターズのほうが上になるだろう。
キーワード解説
- オープン戦とは?:オープン戦は、プロ野球チームがシーズン本番に向けて実戦形式で行う試合で、選手の調整や戦力を確認することが目的となっています。
- 無失点とは?:無失点は、投手が投げたイニングで相手チームに得点を許さないことを指し、選手のパフォーマンスの良さを示す大事な指標です。
- 併殺打とは?:併殺打は、攻撃中のチームが一度の打撃で、複数の走者をアウトにするプレーのことを指し、試合の流れを大きく変えることができます。

