人生初の右肘手術から165日が経過し、彼は2025年3月30日にマツダスタジアムで行われた阪神タイガースとの開幕戦で登板しました
開幕から2連敗を喫したチームにとって、栗林の復帰は大きな希望となりました
9回裏、2点リードの状況で登板した栗林選手は、先頭打者の中野拓夢に147km/hの速球を投じると、初球でストライクを奪い、次の球はフォークボールでゴロに打ち取りました
続く佐藤輝明への投球では、初球からストライクを早めに取れずカウントが不利になりましたが、最後は内角にフォークボールを投げ、三振を奪います
最終打者の森下翔太は、栗林選手が投じた初球のカットボールで左飛に打ち取られ、彼の復帰登板は完璧な結果で飾られました
「本当に開幕に間に合って良かった
ああいう場面で自分のところに回ってきて、チームが勝てた
それだけです」と試合後のインタビューで胸を張りました
シーズン初登板で無安打無四球無失点を記録した栗林選手は、過去にセーブシチュエーションで失敗がなかった1年目の成績に匹敵する好発進となりましたが、投球内容には反省点も残しました
「ストライク先行で投球しなければならない」と、カウントが不利になった場面を振り返り、次につなげる意欲を見せていました
昨年10月に手術を選択した栗林選手は、復帰後も単なる復帰ではなく、投手として成長して帰ってくることを目指していました
リハビリに費やした期間や、1月の自主トレーニング期間での体の使い方の見直しが、今回の成果につながったようです
栗林選手の復帰は多くのファンやチームメイトにとって嬉しいニュースであり、その完璧な投球は期待を裏切らないものでした。復帰までの道のりは決して簡単ではなかったことでしょう。今後の活躍にもぜひ注目したいです。
キーワード解説
- 守護神とは? - 野球チームにおける守護神は、試合の最終回に登板し、勝利を確保するための重要な役割を担う投手です。
- フォークボールとは? - フォークボールは、投球の一種で、打者への影響を与えるために特に落ちる弾道を持つ球速の遅い投球です。
- セーブシチュエーションとは? - セーブシチュエーションでは、投手はチームがリードしている状態で勝利を確保するために登板します。