同姓同名の投手が連続先発、マリナーズが新たな歴史を刻む

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 メジャーリーグのシアトル・マリナーズが、日本時間2025年4月5日の試合で「ルイス・カスティーヨ」という同姓同名の2人の投手を連続で先発させることが決定しました

初戦となるタイガース戦は、右腕のルイス・ミゲル・カスティーヨがタリック・スクーバル選手との投げ合いを制し、初勝利をマークしました

そして、移動日を挟んでのジャイアンツ戦でも、前述のルイス・ミゲル・カスティーヨが再び先発することになります

ただし、注目すべきはこの2人が異なる選手である点です

 1人目のルイス・ミゲル・カスティーヨは、メジャー通算74勝を誇る実績ある投手で、特にその投球技術が評価されています

投球技術とは、ピッチングにおけるテクニックや戦略を指し、コントロールや球速、変化球を駆使して打者を打ち取る能力を含みます

一方で、2人目のルイス・フェリペ・カスティーヨは、昨年まで日本のプロ野球でプレーし、今年1月にマリナーズとマイナー契約を結んだばかりの30歳の若手投手です

 このように同姓同名の選手が連続で先発することは非常に稀であり、メジャーリーグの公式記録を扱う「エライアス・スポーツ・ビューロー」によると、記録として確認できるのは2000年のニューヨーク・メッツの「ボビー・ジョーンズ」だけだということです

この時、メッツには右腕のボビー・J・ジョーンズと左腕のボビー・M・ジョーンズが在籍しており、それぞれが連続で先発を務めました

 面白いことに、メッツの「ボビー・ジョーンズ」が先発した際の対戦相手、マーリンズの正二塁手は「ルイス・カスティーヨ」という名の選手でした

このルイス・カスティーヨ選手も名選手で、盗塁王に2度輝き、ゴールドグラブ賞を3度受賞し、オールスターゲームにも3度選出されています

今回のマリナーズの2試合連続での同姓同名投手の起用は、非常に珍しい現象であり、ファンやメディアにとっても注目の出来事です。特にその2人が異なる経歴を持つ選手であるため、今後の活躍に期待が高まります。このような珍しいケースが記録として残ることは、プロ野球の魅力の一部と言えるでしょう。
キーワード解説

  • 投手とは?:投手は野球において、ボールを投げて打者を打ち取る役割を担う選手を指します。
  • メジャーリーグとは?:メジャーリーグはアメリカとカナダで行われているプロ野球リーグで、世界最高峰の舞台とされています。
  • 先発とは?:先発は試合の最初に登板する投手を指し、通常はゲームの流れを作る重要な役割を果たします。
  • 同姓同名とは?:同姓同名は同じ姓と名前を持つ人々を指し、特にスポーツの世界では混同されやすい名前の選手が存在することがあります。

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