試合結果は0対5で、古謝は相手打線を散発3安打に抑え、素晴らしい投球を披露した
古謝投手の日々の努力が実を結ぶ
9回表2死、走者なしの場面で高部選手を145キロの直球で左飛に打ち取った瞬間、古謝は淡々とした表情でチームメイトとハイタッチを交わした「本当に完封はずっと目標にしていたので、今季1勝という意味でもすごいうれしい」と、喜びを語った
球場特有の風を味方に
この試合では、初登板のZOZOマリンで球場特有の風を上手く利用した古謝最速150キロの直球が効果的に機能し、「フライも多く取れましたし、低めに集めることもできた
だいぶ手応えはあった」と振り返った
重要な局面での克服
特に、3回の1死二、三塁のピンチでは岡選手を148キロの内角直球で見逃し三振、続く藤岡選手も外角147キロ直球で空振り三振に仕留めるなど、重要な局面を見事に乗り越えた技術の証明とさらなる成長
古謝の代名詞ともいえるクロスファイア(対角線に投げるボール)は、湘南学院時代から磨いてきたもの指導者である本萱昌義監督からは、「右バッターのインコースにクロスの球が投げられなきゃ、左ピッチャーとして成長はない」と言われてきたという
この言葉を胸に、古謝はさらなる成長を目指している
昨年は腰の問題で離脱したハワード選手の代役として開幕ローテに入り、今季初登板となった3月29日のオリックス戦でも5回2安打無失点と好投
続く試合では14イニング連続無失点を記録し、期待の若手としての足掛かりを固めた
「先発ローテーションの人たちに頑張って追いつけるように、これからも結果を出し続けたい」と、さらなる成長を誓う古謝
今後、チームの柱としての活躍が期待される
今回の試合は、楽天の古謝投手の成長を示す重要な瞬間でした。彼がプロ初の完封を達成したことは、選手としての自信を高めるでしょう。今後だけでなく、来季に向けた期待も膨らみます。また、若手選手にとっても古謝の姿は目標となるでしょう。
キーワード解説
- 完封とは?: 完封とは、投手が相手チームに1点も得点を許さず試合を終えることを指します。特にプロ野球では非常に評価される偉業です。
- 直球とは?: 直球は、投手が最も基本的に投げるピッチで、ボールがストレートに飛ぶため、バッターにとっては打ちやすいボールですが、スピードや角度次第で打たれにくくなります。
- クロスファイアとは?: クロスファイアは、対角方向に球を投げる技術で、特に右バッターに対して内側の球を投げる際に用いられます。これによりバッターのタイミングを崩すことができます。

