大山投手は昨季、一軍で18試合に登板し、オープン戦でも4試合無失点という素晴らしい成績を残しており、首脳陣からの信頼を勝ち取った
小久保監督が「狭き門」と表現する救援陣において、大山はまさにその一員として名を連ねることになった
大山投手の心境と目標
大山投手は「この舞台で投げないともったいない」と、野球への情熱を語った彼の今季の大きな目標は、「1年間一軍で投げ切ること」だ
この目標達成のために、自主トレーニングに励み、自身の調整も順調に進んだと述べている
「やっとスタートに立ったという感じ」と、開幕一軍に選ばれた喜びを語った
同期との競争
大山投手は、自身の成長を促すために同期の岩井俊介投手や木村光投手との競争を意識している開幕一軍を勝ち取るためには目に見える結果を出す必要があり、常に練習に励んできたという
昨年は涙を流した試合を思い出し、今季は感情の波をコントロールすることが重要だと自覚している
メンタルトレーニングの重要性
大山投手は、メンタルトレーナーの伴氏を迎え、心の準備や投球に向けての思考を整理する方法を見つけた過去の成功体験を思い出すことで、気持ちを安定させることを目指している
プライベートと野球の両立
2月には子どもも誕生し、プライベートにも変化が訪れた「奥さんの方が大変」としつつ、家族の支えが大きいと語る
野球へのモチベーションは、家族との絆によって強化されている
大山選手は長期的な目標として、先発の機会も考慮しつつ一軍での地位を確立する意志を見せている
プロフィール : 大山凌(おおやま・りょう)、2002年生まれ、栃木県出身、右投げ右打ちの投手
白鷗大学からドラフト6位でソフトバンクに入団した
昨季は主に中継ぎとして18試合に登板し、今季は開幕から無失点を続けている(4月6日時点)
大山選手が開幕一軍入りしたことは、彼の努力の証であり、将来の可能性を感じさせる内容だ。同期のライバルとの健全な競争は、彼の成長を促す良い要因となるだろう。また、メンタルトレーナーを導入したことで、精神面の安定につながることが期待される。家庭の支援も含め、彼がさらなる成長を遂げることに筆者も注目したい。
キーワード解説
- 中継ぎとは?: 中継ぎは、投手の役割の一つで、試合中に先発投手から投球を引き継ぐ投手を指します。主に試合の中盤から後半にかけて登板し、試合を支える重要な役割を担います。
- メンタルトレーニングとは?: メンタルトレーニングは、スポーツ選手が精神面を強化し、パフォーマンスを向上させるために行うトレーニングです。プレッシャーやストレスに対処するための技術を学びます。