神宮球場で行われたこの試合では、ホームランが飛び出し、1イニング中に複数得点を挙げるなど、明るい展望を見せたが、打線の「打てない」状態が依然として続いていることは否めない
監督の井上一樹は、今後の改善に向けた手腕が求められている
打てない中での3連敗
ドラゴンズは讀賣ジャイアンツとの本拠地バンテリンドームでの3連戦で、打線がまったく機能せず、3連敗を喫した特に巨人の先発投手、田中将大に通算198勝目を届けてしまう試合は、ファンにとっては手痛い一戦だった
４月４日は、東京ヤクルトとの初戦で高橋宏斗が素晴らしい投球を見せたものの、打線の後押しが不足し、中田翔のタイムリー2ベースで挙げた1点のみで終わった
続く試合でも無得点が続き、チャンスを生かせないまま試合を落とし、3戦目こそ初回に3点を先取したものの、その後は点が入らず、最終的にはブライト健太の一発によってようやく連敗を止めた
開花していない竜打線
2025年のペナントレースは既に9試合を消化したが、井上一樹新監督を迎えたドラゴンズは、リーグトップの防御率を誇る一方で、打線は未だ開花していない打率はわずか2割にとどまり、得点数は12球団中最少のたった15点に過ぎない
この打線の不振により、チームはリーグ最下位の厳しい状況にある
立浪監督以前から「打てない」
ドラゴンズの打線が苦しむ原因は、単に今シーズンに始まったことではない立浪和義前監督が2021年に就任した際、「打つ方は必ず何とかします」と宣言したものの、3年間その苦境が脱出できなかった
立浪監督のもとでもチーム打率が少し上向いたシーズンもあったが、総得点がセ・リーグで300点台且つ他チームに大きく劣る状況では、勝負にならない
ドラゴンズの現在の打撃不振は、歴史的な背景があり一朝一夕で解決できるものではないことが伺える。新監督のもと、選手たちがどのようにチームを立て直していくのか、その動向に注目が集まる。早期の打撃改善が求められる今後の試合に期待している。
ネットの反応
中日ドラゴンズの打線についてファンからのコメントが多く寄せられていますが、その内容は主に選手たちの打撃力不足やメンタル面に関する指摘が中心になっています
打たないだけでなく、点が取れない現状に対して根本的な問題があると論じる意見が多く、特に「ベンチワークの問題」や「練習不足」が強調されています
ファンの中には、シーズン中に突破口を見つけるのは難しいと感じている人もいるようです
また、選手たちの意識改革や新しいオーダーの変更、例えば「崖っぷち打線」といわれるような選手を起用する案も提案されています
これにより、投手陣も楽になり、全体的なチーム力の向上につながる可能性があるとの意見があります
さらに、「チャンスに打てないのはチームに染みついた思考」だとし、過去の成功体験を基にした環境づくりの重要性が指摘されています
具体的には、岩瀬仁紀さんもメンタル面が問題であると感じており、「メンタルトレーナーを雇うべき」との意見も見られます
このように、ファンの間では多角的な視点からドラゴンズの打撃力向上に向けて様々なアイデアが提案されている状況です
ネットコメントを一部抜粋
打てないというだけでなく、点が取れないのである
ノーアウト満塁までいけるのにその後が続かない
選手もほとんど今の状態で満足してるから、こうなる
メンタルが問題かなと
固定観念なのか、オーダーを変化をさせないよね
キーワード解説
- 打線とは？ 野球における打線とは、チーム内の選手がバッティングをする際の順番や組み合わせのことを指します。打線が強いと、得点を挙げやすくなります。
- 防御率とは？ 防御率とは、ピッチャーが1試合あたりに与える得点の平均を示す指標です。防御率が低いほどピッチャーの成績が良いとされています。
- 併殺とは？ 併殺とは、一度のプレーで二人の走者がアウトになることを指します。これは野球において非常に難しいプレーであり、投手にとっては有利な状況を生み出します。
