栗山英樹氏、春の訪れを感じる「ふきのとう」からの学びを語る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
侍ジャパン前監督で、日本ハム・栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=63)が連載「自然からのたより」で春の訪れを告げる「ふきのとう」についての思いを綴った

厳しい冬を耐え抜いた北海道の栗の樹ファームでは、春の兆しとしてふきのとうが芽を出し、その姿に人生の深い意味を見出している

栗の樹ファームの雪が解け、太陽の光に照らされたふきのとうは、厳しい環境を乗り越えて力強く成長している

この様子は、艱難辛苦(かんなんしんく)という言葉が示すように、試練を乗り越えることの重要性を私たちに教えている

冬の間に木々は栄養を蓄え、春に向けての準備を進める

この自然のサイクルを観察しながら、栗山氏は脚本家・倉本聰氏の言葉を思い出す

倉本氏は「人から称賛されたり、注目されたりする表舞台にいる時、人は成長しない

本当に、誰も分からないような裏で黙々とやる時間がなければ、人は前には進まない

その時間を人はどう取るのかが重要なんだ」と述べた

この言葉に触発され、栗山氏はふきのとうの成長を通じて、冬を乗り越えることが成長につながることを再認識した

また、栗山氏はその日、倉本氏から贈られた栗の苗木を思い出し、その贈り物が持つ特別な意味を感じている

この苗木は彼が日本ハムの監督を退任した後、北海道民として感謝の意を込めて贈られたものであり、栗山氏は感激しながらその重要性を胸に刻んでいる

さらに、栗山氏は臨済宗円覚寺派の横田南嶺管長との共著「運を味方にする人の生き方」を通じて、野球と禅から「運」を探求している

この著作では、侍ジャパンを世界一に導いた栗山氏と禅僧が、「勝者の哲学」について語り合い、運を味方にする人たちの共通点に迫る

今回の記事では、栗山英樹氏が「ふきのとう」を通じて、困難を乗り越えることの重要性を語っています。自然から学ぶ姿勢は、多くの人々にとっても参考になることでしょう。また、倉本聰氏の言葉を引用することで、深い哲学が示されており、何気ない日常でも考えさせられることが多いです。
キーワード解説

  • 艱難辛苦とは?厳しい困難や苦難を乗り越えることで成長を促すという意味の言葉です。人生には試練があり、それを乗り越えることで人は一回り大きく成長します。
  • ふきのとうとは?キク科のフキ属に属する植物で、春の訪れを告げる代表的な山菜です。苦みがあり、調理する際にはアク抜きが必要で、天ぷらやフキ味噌として楽しめます。
  • 栄養を蓄えるとは?植物が成長に必要な養分やエネルギーを貯めておくことを指します。冬の間に栄養を蓄えることで、春に力強く成長できるのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。