4月8日に行われた横浜DeNAベイスターズとの試合で、井上は今季2度目の先発投手として登板し、6回を投げて6安打2失点、さらに5奪三振という好投を見せたが、打線の援護が得られず、試合は延長12回の末、3-3で引き分けとなった
試合の立ち上がり、井上は苦戦を強いられた
初回には一死から2番打者の牧に右翼線へ二塁打を許し、続く佐野には四球を与える不安定なスタートとなった
しかし、後続の筒香や宮崎を抑え、無失点で切り抜けた
3回まで無失点と粘りを見せたが、4回にピンチを迎える
先頭の筒香に中前打を浴び、続く宮崎には左翼線を破る二塁打を打たれて無死二、三塁という大ピンチとなる
ここで山本から中前適時打を許し、2点を先制された
その後の井上は尻上がりに調子を上げ、5回、6回は打者を三者凡退に抑えるなど奮闘を続けた
7回の打席では代打として大城卓が起用され、役目を終えた
今季初登板となった1日の中日戦でも7回5安打2失点、5奪三振と好投したが、この試合でも打線が沈黙し黒星を喫している
登板前に「打線もいいチームなので、安打は打たれると思うけど、粘り強く投げるしかない」と語っていた井上は、その言葉通りの投球を見せたが、またも援護に恵まれなかった
試合後、井上は「先発投手として試合をつくれたのはいいけど、先制点を取られてしまうと、チームを勝ちに導けなくなってしまう」と反省の弁を述べた
後輩に当たる杉内投手チーフコーチは、失点につながった4回の筒香への攻め方に課題を指摘
「あの回の先頭のヒットは、追い込んでから勝負にいったのかどうか…
高さがちょっと中途半端だった」と分析した
井上は「毎回安定して試合をつくっていけるというのは大きなこと」と前向きに語り、次回登板に期待を寄せている
次回こそは、巨人打線が井上に勝利をプレゼントできるよう奮起することが求められる
今回の試合で井上温大投手は、またもや打線の援護に恵まれず勝利を逃しました。粘り強い投球を見せるも、先制点を許してしまったことが試合の結果に大きく影響しています。今後、井上が勝ち星を増やすためには、打線のサポートが不可欠です。打者たちも、彼の投球を活かすために個々の責任を果たすことが求められます。
キーワード解説
- クオリティー・スタートとは? 先発投手が6回以上を投げ、3失点以内に抑えることを指します。シーズンを通して安定した成績を残すために重要な指標です。
- 奪三振とは? 投手が相手打者を三振に仕留めることを言います。ピッチング技術や制球力を示す重要な要素です。

