西武・武内投手、今季初実戦登板で1失点の結果を残す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
<イースタン・リーグ:西武-ヤクルト>◇9日◇戸田球場 埼玉西武ライオンズの武内夏暉投手(23)が、今季初の実戦登板に臨み、2回を27球で1失点という内容を記録しました

初回はヤクルトの村上選手に左中間へ二塁打を許し、次に打席に入った橋本選手に中前適時打を浴びて1点を失いましたが、2回は3者凡退に抑え、次のステップへ繋がる登板となりました

武内投手のこの日の最速球速は147キロに達しました

若干の回復傾向を示した中での投球でした

昨シーズンは10勝6敗の成績を収めており、パ・リーグ新人王に輝いた才能ある選手です

しかし、今年1月には自主トレーニング中に左肘に違和感を感じ、その後、「左肘内側側副靱帯不全損傷」と診断され、厳しいリハビリを余儀なくされました

この靭帯は肘関節の安定性を保つ重要な役割を果たしており、損傷すると投球に直接支障をきたすことがあるため、注目されていました

武内選手は3月26日と4月2日に行われた2度のライブBP(バッティングプラクティス)を経て、ついに実戦の場に戻りました

西口文也監督は、武内投手の5月中の1軍復帰を強く期待しており、この日の登板はその実現に向けた確かな一歩と評価しています

武内投手の今季初の実戦登板は注目を集めました。彼が肘の故障から回復し、少しずつ元の状態に戻りつつあることは、チームにとっても明るいニュースです。特に、昨シーズンの活躍から期待されている選手であるだけに、ファンからの期待も大きいでしょう。今後の彼の成長と活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • 実戦登板とは?選手が実際の試合に出てパフォーマンスを試すことです。トレーニングに加えて、試合環境に慣れるために行います。
  • 左肘内側側副靱帯とは?肘の内側に位置する靭帯で、肘の安定を保つ役割を持っています。この靭帯が損傷すると、投球時に痛みや不安定さが生じます。
  • 新人王とは?野球界で、ルーキー(新人)選手の中で最も優れた成績を残した選手に贈られる称号です。

SNSでもご購読できます。