地域とも連携強化へ
千葉ロッテマリーンズは、2025年4月10日に千葉県君津市に新たなファーム本拠地を移転する基本協定書の締結式を行った移転先は、JR君津駅から約1キロ、徒歩10分の位置にあり、面積は14万8000平方メートルに及ぶ
新しい施設には観客席とナイター照明付きの野球場、観客席のない野球場2面、屋内練習場、クラブハウス、選手寮、ブルペン、バッティングケージなどが整備される予定だ
ロッテ球団の高坂俊介社長は「選手育成機能の強化を図る目的で、現在の浦和球場に比べて、より多くの練習環境が整う」と話し、移転の意義を強調した
特に、新しい本拠地ではメイン球場で試合を行いつつ、試合に出場しない選手がサブグラウンドで練習できるという利点に言及した
また、君津市の石井宏子市長は「市民からは『君津が変わる』という期待の声が上がっており、市民とともに地域づくりを進めたい」と述べ、地域活性化への期待を寄せた
ロッテはファーム本拠地移転に関する公募を2024年3月末まで実施し、最終的に条件が一致した君津市が選ばれた
移転は早ければ2030年に行われる見通しであり、これにより千葉県全体のスポーツ文化の活性化も期待される
このニュースは、千葉ロッテマリーンズが今後のチーム強化に向けた重要なステップを踏み出したことを示しています。新たな本拠地が選手たちに良い練習環境を提供するだけでなく、地域の活性化にも寄与する可能性が高いことから、多くの期待が寄せられています。
キーワード解説
- ファーム本拠地とは？ファーム本拠地は、プロ野球において選手の育成や試合を行うための練習＆試合場を指します。
- 選手育成機能とは？選手育成機能は、若手選手を育てるためのトレーニング環境や教育制度を整える機能です。
- 地域活性化とは？地域活性化は、特定の地域の経済や文化を活性化させる取り組みのことを指します。
