阪神との激闘で高橋宏、課題を見つめ直す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◇11日 阪神6―3中日(甲子園) 先制劇にわいた初回の攻撃から20分後、甲子園に響いていたのは阪神ファンの大歓声であった

この試合で中日・高橋宏斗は、虎打線の波状攻撃を食い止めることができず、厳しい現実を受け止めることとなった

「先発陣の足を引っ張っている

もう一度、現状を見つめ直す」と高橋はコメントし、自己の成績を見つめ直す姿勢を示した

この試合では、阪神が打線の援護を受けた直後の1死から中野に右前打を許し、佐藤輝には右翼線への二塁打を放たれると、さらに森下にはスプリットを拾われ、結果的に二塁後方に落ちる2点適時打を許してしまった

続く大山と前川にはそれぞれ中前打と三塁線を破る2点適時二塁打を浴び、一挙に4点を失った

これにより高橋宏は1イニングに4失点を記録し、これは2023年7月5日の巨人戦以来の自己ワーストタイとなった

その後も流れは阪神側へと傾いていった

4回には中野に再び適時二塁打を献上し、1失点を追加

高橋は「絶好調の打者はいなくても、組織的に攻めてきた

打たれてはいけない打者を乗らせたら、こういう結果になる」と振り返り、打者を圧倒してきた昨季とは異なる苦境に直面していた

シーズン開始から3試合で防御率5.29と芳しくない成績を収めている高橋は、昨季最優秀防御率を獲得した投手との名に恥じない投球を見せることができていない

原因の一つとして、スプリットが挙げられる

初回に許した5連打の中で、佐藤輝、森下、大山には追い込んでからのスプリットを打たれたことが影響している

「森下さんの球は投げ切れたと思うけど、拾われた」と高橋は自身の反省を語り、山井投手コーチも「悪いわけではない

ただ、ボールが一つ高かったために打たれた」と指摘

高橋はこのわずかな高低差を修正し、今後の投球に活かしていく必要がある

この記事は、高橋宏投手の苦戦や課題について触れており、特にスプリットの精度が問題視されています。昨季の実績を考えると、今後の復調が期待されますが、具体的な修正点に取り組む姿勢が見えるのは好印象です。
ネットの反応

中日ドラゴンズの高橋宏斗選手が最近の試合で苦しい投球をしていることについて、ファンから多くのコメントが寄せられています

コントロールの悪さが原因で打たれることが多いとの意見があり、特にスプリットを狙い打ちされていることが指摘されています

また、最近の試合で先制点を許したことが、選手の調子に影響を及ぼしたとの声も上がっています

試合における選手の心理的な面についても、心配するファンが多く、去年度の成功が逆にプレッシャーとなっているのではないかという意見も寄せられています

さらに、他の投手に比べて高橋選手に対する期待が大きいことから、しっかりとしたプレーを期待するコメントも目立ちます

捕手の配球に関しても、相手チームに研究されているのではないかとの懸念もあり、投球内容に影響を与えている可能性が示唆されています

その中でも、シーズンを通じての安定感を求められる彼のために、適切な調整や配球の修正が必要だとの意見が多く見受けられます

総じてファンは、高橋選手が早く「笑顔の宏斗」に戻れるよう願う声が多く観測されており、意識的な成長を期待している様子がうかがえます

ネットコメントを一部抜粋

  • 中日高橋がこれだけ打たれるとは、やはりコントロールが悪ければ打たれるということですね。
  • 来週金曜日は試合ないけど、土曜投げるとなると開幕ボコボコにされたベイスターズ相手だよ。
  • “昨年までもそうだが、少ないとはいえこうやって打ち込まれる試合はDeNAや阪神相手ばかり。”
  • 初回の森下は上手く打たれたが、輝のは配球が見え見えだった。
  • 明らかにスプリットは落ちてなかったよね。
キーワード解説

  • スプリットとは?:スプリットは、ピッチャーが投げる変化球の一つで、ボールがバッターの前で急に落ちる特徴があり、バッターにとってはタイミングを合わせにくい球種です。
  • 防御率とは?:防御率は、ピッチャーが与えた失点数を投球イニングで割った値で、低ければ低いほど優れた投手ということになります。一定の値以下であるほど、投手の成績が良いことを示します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。