「気持ちは良くないですね
特に真っ直ぐで押せていないことが大きな要因です」と語る種市は、その背後にあるメカニックの問題を指摘した
メカニックとは、ピッチャーの投球動作や体の使い方のことで、これがうまくいかないとボールに力を伝えられないという
特に、種市は左肩の開きが早くなることが影響していると述べており、これがストレートのクオリティを下げ、結果的に変化球での空振りも減少させていると分析している
彼はシーズンを通じて高めのストレートを意識して投げているが、「まだ自分の思うようにはなっていない」と語った
一方で、種市の最大の武器であるフォークは右打者に対して効果を発揮しており、3月23日の巨人とのオープン戦や3月30日のソフトバンク戦で空振りを奪っている
「フォークは右の方が感覚が良い」と自身の武器を信じている様子が伺える
また、スライダーの投球も徐々にバリエーションが増えているようで、縦に落ちるタイプや逆曲がりのものも観察されている
種市自身は意識的に投げ分けているわけではなく、「自然な感じ」とのことだ
このように進化を続ける投手としての姿勢が、今後の投球にどう影響するか注目される
ただし、ここまでで奪った三振数はわずか8であり、これは種市にとって 大きな課題と捉えられる
「今は真っ直ぐがいい形で投げられたらいいなと思っています
重点を置く時期」と、自身の投球の安定を図る必要性を強調した
本日行われる日本ハム戦に向け、「長いイニングを投げて勝てるピッチングをしたい」と意気込みを語る種市
この日、一体どのようなピッチングを見せてくれるのか、期待が高まる
ロッテの種市選手は、ストレートに悩みながらも自らの投球スタイルを見直し、成長を目指しています。特に左肩の開きが影響していることを自覚し、そこを改善しようとしている姿勢は素晴らしいです。フォークやスライダーが進化している中で、ストレートの調子が上がってくることに期待が高まります。
キーワード解説
- メカニックとは?ピッチャーの投球動作や体の使い方のことで、これがうまくいかないとボールに力を伝えられないという重要な要素です。
- フォークとは?フォークボールは速球と比較して変化の大きい球種で、特に打者にとってはタイミングを外されやすく、効果的な球です。
- スライダーとは?スライダーは横に変化する球種で、急激に曲がるのが特徴。打者には打ちにくい球として知られています。

