巨人・甲斐拓也が64年ぶりの「2番・捕手」として完封勝利に導く

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2025年4月15日、東京ドームで行われたセ・リーグの試合において、読売ジャイアンツの甲斐拓也捕手(32)がDeNA戦でチームを1-0の勝利に導き、その中で64年ぶりに「2番・捕手」として起用された

甲斐は決勝点となる先制適時打を放ち、さらに守備面でも完封リレーを支える好リードで存在感を発揮し、チームの連敗を止めた

この「2番・捕手」の起用は1961年の藤尾茂以来の歴史的なもので、主力選手の登録抹消があった非常事態下での新たな試みとなった

甲斐は、自身の思いを語りながらも、チームの勝利に貢献できたことを喜び、「どこであっても変わらずにやることは同じ」と信念を述べた

試合前には、甲斐は徳川家康にちなんだ神田明神で祈願を行い、「不自由を常と思えば不足なし」という教えを心に刻み、新しいシーズンに臨んでいた

チームは広島戦での連敗が響き、一時は借金1に転落していたが、甲斐の活躍により勝率は5割に戻り、3位浮上を果たした

甲斐は、3回に1死一、三塁の場面で右前打を放ち、先制点を奪った

この試合での打率は・352、出塁率は・390と高く、彼のプレーは移籍後2度目であった

お立ち台では、仲間の功績も称えるなど、自らの受賞よりもチームワークの重要性を前面に出していた

過去の名選手・藤尾茂の記録

藤尾茂は1953年に巨人に入団し、1955年には日本シリーズで重要な役割を果たした選手である

彼は通算868試合で打率は・253、あわせて74本塁打と346打点を記録し、戦後の巨人軍の中で最強の捕手とも称される存在だった

甲斐拓也選手の活躍はチームが抱える困難を乗り越えるきっかけとなりました。捕手としての役割に加え、チームの士気を高める姿勢が印象的です。これからも彼のような選手がいることで、チームはさらなる高みを目指せると思います。
キーワード解説

  • 捕手とは?:野球において、投手が投げたボールを受ける選手のこと。守備の要であり、試合の戦略を決定づける重要な役割を担う。
  • 率(打率)とは?:選手が打席に立った回数の中で、何回ヒットを打ったかを示す割合。高い数字は選手の打撃能力を示す。
  • 出塁率とは?:選手が出塁(ベースに出ること)した割合を示す指標。ヒットだけでなく、四球や死球もカウントされるため、より選手の攻撃力を表す。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。