3戦全敗で大会を終え、指揮官である元ヤクルト投手の児山祐斗監督(29)は試合後のミーティングで、「この悔しさを忘れてほしくない」と選手たちに訴えた
既に0勝2敗で予選リーグの敗退が決まっていたシティライト岡山は、「勝つためのオーダー」として大学卒の新人選手3人を先発起用した
打線は勝利への執念を示し、8回には1死満塁から押し出し死球で1点を返した後、稲林隼人(24)の適時打で同点に追いつき、最後は浜松晴天(24)の右犠飛で逆転に成功する
しかし、勝利まであと1人のところで万事休す
8回から登板した入手2年目の荒田奏斗(23)が9回2死から二塁打を許し、続く3連続四球で同点を許してしまう
最後にはサヨナラ打を許し、勝利を手の届かないところへと遠ざけられた
14日の初戦では、日本製鉄かずさマジックに対しても、5―3の9回で新人左腕の藤好昂哉(22)が3点を奪われ逆転サヨナラ負けを喫しており、これでまた屈辱を味わった
指揮官の言葉に力が入るのは当然の結果だ
児山監督は、「バッテリーは自分たちから崩れなかったらもっといい点差でいけていると思う
自覚を持って臨んでほしい」と強調した
監督就任以降は野手陣の練習量を増やし、打撃のレベルアップに努め、自らの評価も高まっている
一方で、3試合で19失点を許した投手陣にはもどかしさを感じているようだ
それでも、若手選手が得た経験を収穫としてポジティブに捉え、都市対抗予選に向けて意欲を見せた
約1カ月後には予選が始まり、右肘のクリーニング手術明けの稲葉虎大(25)、今大会は未登板の水谷倖志(24)も控えており、シティライト岡山は十分に戦える布陣となっている
「あと一歩、壁を乗り越えれば勝負できると思う
選手と一緒に成長していきたい」と児山監督は意気込んでおり、2019年を最後に遠ざかっている都市対抗出場を目指す
シティライト岡山が逆転サヨナラ負けを喫した試合は、選手たちにとって悔しい経験となりました。監督の言葉通り、悔しさを忘れず次の試合に向けてチーム全体の士気を高めることが求められます。特に若手選手には貴重な学びの機会となり、次回の都市対抗予選に向けて期待が膨らみます。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは?試合の最終回に逆転されることで、勝利のチャンスを逃すことを指します。
- 推敲とは?文章や内容を何度も見直して改善することを指し、質を高めるために行われます。
- オーダーとは?選手たちの試合出場順やポジションを決定することを意味します。
- 野手とは?野球において、守備をする選手のことを指し、打撃と守備両方の役割を担います。
- クリーニング手術とは?医学用語で、故障箇所を清掃し、回復を図る手術を指します。

