特に4月11日の広島戦では、自身最悪の10失点を記録し、多くのファンや専門家がその原因を探る状況に陥っています
二軍降格の背景
巨人担当記者によると、戸郷は4回に6本のヒットを浴びながらも続投され、その後の降板時にはベンチでうなだれていたとのことです彼が昨年奪三振王に輝いた期待の若手投手であることを考えると、状態の悪化が心配されています
投球スタイルの変化
戸郷はかつては伸びのあるストレートとフォークボールを武器に三振を奪う投手でしたしかし今季はストレートの球速が142～143キロと、明らかにキレが足りない様子です
このことでファウルで粘られ、フォークボールも見送られる事態となっています
巨人の阿部慎之助監督は「彼のクセが盗まれているのではないか」と語り、彼自身の振る舞いやピッチングパターンが相手に研究されている可能性も指摘しています
新球種とバッテリーの影響
情報によると、戸郷は広島の大瀬良大地（33）からカットボールの握りを学び、新球種の取得に挑戦しかし、これは彼のストレートにも影響を与えているとされています
また、昨年ともバッテリーを組んできた大城卓三（32）が外れ、移籍組の甲斐拓也（32）が正捕手となったことも影響があると見られています
今後の課題
評論家の江本孟紀氏は、現状の課題として戸郷の投球テンポが速すぎる点を指摘しています元々「手投げ」に近いフォームである戸郷は、早く球が離れるため、打者にタイミングを合わせる機会を与えてしまいます
さらには、下半身に力が入っていないことも問題視されており、効果的な修正が急務です
戸郷のパフォーマンスが改善されなければ、二軍でシーズンを過ごすことになりかねません
ファンの期待と今後の展望
今季、長年エースとして君臨した菅野智之（35）がメジャー移籍したことで、戸郷の復活はリーグ連覇には欠かせない要素です彼が再び躍動する姿をファンが待ち望んでいることは明らかですが、現状のままではその快進撃は難しい状況といえるでしょう
戸郷翔征選手の現在の状況は、いかに彼が過去の実績に見合った力を発揮できなくなっているかを示しています。ファンとしては、彼がこれからどのように復活していくのか注視したいところです。新たな挑戦が彼にとってプラスに働くのか、それともさらなる苦境に陥るのか、見極める必要があります。
ネットの反応
巨人・戸郷翔征選手が二軍に降格するという衝撃のニュースが発表され、これに対するファンや野球専門家のコメントが数多く寄せられました
多くのコメントでは、戸郷選手の調子不良の原因について、様々な見解が示されています
まず、甲斐選手とのバッテリーが合わないことが一因だと指摘する声が多く見受けられました
また、以前は150キロ近いストレートで打者を圧倒していた戸郷選手ですが、肩の疲労やオフシーズンの影響が影響しているのではないかとの意見もありました
実績を残すことが慢心にもつながる可能性について考えるコメントもあり、選手としてのプレッシャーを感じている様子が伺えます
さらに、大瀬良選手のカットボールを習得したことが、逆にストレートの精度を下げてしまっているとの見方もありました
投球の術を広げることが難しさをもたらしているという意見もあります
ファンからは「戸郷選手への感謝」と、再起を待つ気持ちが強調されており、辛い時期を乗り越え、必ず戻ってくることを信じるコメントが目立ちます
チーム全体が彼を支えるメッセージが、選手への応援として表現されているのが印象的です
このように、戸郷選手に対する温かい期待と厳しい指摘が交錯する様子が伺えます
ネットコメントを一部抜粋
単純に、現時点での甲斐とのバッテリーが合わないだけでは？
数年前はストレート150キロ前後で打者を圧倒していた。
まず、大前提として甲斐と合っていない。
色々言われてるけど「実績を残すと慢心する。」これだけはないと思う。
ジャイアンツファンだけど戸郷に言いたい事がある。
キーワード解説
- 奪三振王とは？選手が試合で三振を何回取ったかを競い合い、その数が最も多い選手のことを指します。
- フォークボールとは？投手が投げる変化球の一つで、ボールが落ちるように回転して投げられる球です。打者のタイミングを外すために使われます。
- テンポとは？投手が投球する際のリズムのことで、打者が投球を読むための重要な要素です。速すぎると打者に対応されやすくなります。
