このほど、阪神の元投手コーチ福原忍氏と評論家の狩野恵輔氏の新企画「注目の若虎」が始まり、第1回目では栄枝選手が取り上げられた
栄枝選手の能力と成長の過程
狩野氏は栄枝選手の攻守における能力を高く評価しつつも、「1軍での経験」が課題として挙げた栄枝選手は大学卒業後5年目を迎え、5月には27歳になる
プロの世界では、年齢的にも活躍が求められる時期だ
「次世代の正捕手候補を見た場合、栄枝選手が最も近い位置にいる」と語る狩野氏は、彼の実力を評価する
特に注目すべきはその肩の強さであり、キャンプでの二塁送球タイムは、現正捕手の梅野選手よりも速かったとのこと
彼の強肩はチームでもトップクラスであり、打撃面でも一定の水準を保っている
経験の重要性
狩野氏は、自身の現役時代を振り返り、捕手にとって「1軍での経験」は何よりも大切だと強調する試合を通じて、選手は細かな状況判断力や技術を磨く必要があり、この経験が正捕手としての成長に欠かせない
現在の立ち位置と今後の課題
栄枝選手は現在、梅野選手と坂本選手に次ぐ3番手の捕手としてチームに所属しているしかし、出場機会は限られており、今季の開幕以降、3日のDeNA戦以降に出番がない状態だ
狩野氏は「急な出番が訪れたときに備え、常に印象を残す方法を考えておくべきだ」とアドバイスする
狩野氏自身、かつて正捕手の矢野選手と競い合っていた経験を持ち、栄枝選手には「一発勝負の気持ちを大切にし、自分をアピールする工夫をしてほしい」と期待を寄せた
次世代捕手への期待
さらに、監督やコーチとのコミュニケーションも重要とされており、栄枝選手はベンチ内での会話から多くの示唆を得ることができると狩野氏は述べた捕手に必要な技術を磨くことはもちろん、チーム内の競争を乗り越えて正捕手の座を確立してほしいとのことだ
狩野氏は「ドラフトで新たな捕手を獲得しようとしている球団の意向を考えると、栄枝選手がそのポジションをつかむことが非常に重要だ」と締めくくった
栄枝裕貴捕手の今後の育成に関する意見に触れる中で、1軍経験の重要性が強調されたことが際立った。新たな捕手候補として期待される彼が、出場機会を増やし成長するための環境整備が必要とされていることがわかる。特に、チーム内の競争に勝ち抜くための努力が求められる。
ネットの反応
阪神タイガースの栄枝選手について、多くのファンや関係者から意見が寄せられています
コメントの中では、栄枝選手が正捕手を目指すためには、まず一軍での経験が重要であるとの意見がありました
特に先発投手との信頼関係を築くことが、試合でのパフォーマンスに直結するという指摘が目立ちます
また、現在一軍で活躍する梅野選手や坂本選手との比較が多く、一部のコメントでは栄枝選手にはさらなる出場機会を与えるべきだという声がありました
数年後を見据えた世代交代の必要性を訴えるコメントもあり、栄枝選手がもっと試合経験を積まなければならないと強調されています
加えて、栄枝選手の持つ強肩や打撃力が評価される一方で、選球眼やリードといった捕手技術に課題があると指摘されています
特にリードに関しては、試合を左右する場面での判断が不足しているとの厳しい意見もありました
これらの技術を磨くことが、彼が一軍で活躍するために欠かせない要素であると考えられています
全体的な意見として、栄枝選手には未来のチームを担う選手としての期待が強く寄せられており、今後の起用法に注目が集まっています
彼の成長が阪神タイガースの将来に直結するとの意識が高く、ファンの関心を引いていることが分かります
ネットコメントを一部抜粋
ベンチもそろそろ意識して坂本、栄枝中心の世代交代を考える時期だと思う。
強いチームには必ず打てる捕手がいる。得点能力は向上するし、裏を返せば確かな配給が出きるはずだ。
監督にもっとアピールしたら良いと思うんだけどなぁ ベンチでどんどん声出して…
実力は足が速いし、コンタクト能力も悪くない。肩も強い。
栄枝と高寺は岡田前監督に批判されて以来、不当に低く評価され…
キーワード解説
- 捕手とは？捕手は、野球のポジションの一つで、ピッチャーが投げた球を捕球し、走者の進塁を防ぐ役割を担う選手です。チームの守備の要として重要なポジションになっています。
- 1軍とは？プロ野球における「1軍」は、主にリーグ戦や公式戦に出場する選手たちの集まりのことを指します。これに対し、2軍はその選手たちのバックアップとして存在するチームです。
- 強肩とは？「強肩」というのは、捕手や外野手が持つ特徴で、ボールを遠くまで強力に投げる能力のことを指します。捕手が二塁に送球する際や、外野手が本塁に送球する際に必要とされるスキルです。
