星条旗をイメージしたカラフルな柄のグラブがベンチに置かれており、特にピンク色で「我慢」と刺繍されたこのグラブは、最前列の通路脇にあった
これはオリックスの新加入選手、西川龍馬のものである
バッティング練習を終えた西川選手がベンチに戻ると、彼はそのグラブを手に取り、同僚の宗佑磨とキャッチボールを始めた
練習後に話を聞くと、「アメリカ好きなんで」と笑顔を見せ、彼の秘密の夢が伺えた
秘めていた「メジャー」への思い
昨年のキャンプでも、西川選手は同様の会話を交わしていた2023年シーズンに広島からオリックスに移籍した彼に、アメリカへの思いを尋ねると、「好きっすね」と素直に答えた
そこで「メジャーも?」と聞くと、「行きたかったです
でも、タイミングが合わなかったんで」と返答
海外FA権を取得するまであと1シーズンという状況で、彼は「行けるなら、30までに行きたいなと思っていた」とも述べた
若い選手を求めるメジャーリーグに向けて自らの道を模索しているようだ
移籍1年目の戸惑い
昨シーズンはその目標に向けて頑張ったが思うような結果には結びつかなかった広島では「天才」の名を持ち、打率3割も普通だった西川選手だったが、オリックスでは.258に終わった
「自分が思っていたのと、数字にだいぶ誤差があった」と話し、昨年のシーズンがあまり良くなかったことを振り返った
また、セ・リーグとパ・リーグの違いにも戸惑いを感じ、特に移動が多くなることについて「飛行機があまり得意じゃないので」と告白した
新たな環境に慣れ、次シーズンではしっかりと数字を残せるよう努めると誓っている
西川龍馬選手のアメリカへの思いや、オリックスでのこれからの挑戦には注目が集まる。移籍初年での戸惑いや不安もあったようだが、彼の前向きな姿勢は、ファンにも勇気を与えるだろう。次シーズンの活躍に期待がかかる。
ネットの反応
西川龍馬選手のオリックスでの活躍に対するファンの期待が高まっていますが、その一方で彼がメジャーリーグへ進出しなかった理由についての関心も寄せられています
一部のファンは、西川選手の打撃スタイルや守備力を考慮すると、メジャーリーグでの成功は難しかったのではないかと指摘しています
特に守備については、メジャーのDHは長打力が求められるため、彼のスタイルがフィットしなかった可能性もあります
また、一部のコメントには、西川選手が飛行機移動を苦手としていることが影響し、メジャー移籍を断念したのではないかという意見も見られます
移動が飛行機中心となるアメリカでは、このことが選手生活に大きく影響するかもしれません
日本のチームでは安心してプレーできる環境が整っているため、残留する選択肢が正解だったという見方もあります
好調を維持することが求められる中で、ファンは彼に対し、出塁率の向上や3割前後の打率をキープするよう期待を寄せています
特に今週の試合では、移動も少ないため、体調管理に専念できるチャンスがあると考えています
ファンからは「ケガに気をつけて頑張ってほしい」という温かい声も寄せられています
一方で、カープファンとしては「カープでの西川選手をもっと見たかった」という感情もあり、新しいチームでの彼の成長を見守る姿勢が伺えます
ファンたちは彼の活躍を願いつつ、今後の成長を期待し続けています
ネットコメントを一部抜粋
オリックスでの大活躍を期待して見守ってます。
守備力を考えるとメジャーではDHくらい。
国土の広いアメリカの場合、飛行機での移動がほとんどだと思う。
私も飛行機が苦手なので「飛行機が信用できない」って気持ち、凄く分かる。
いや、カープよりオリックスで良かったような見出しだな。
キーワード解説
- メジャーとは?:アメリカのプロ野球リーグであり、高いレベルの競技が展開される。選手たちはここでのプレーを目指すことが多い。
- FA移籍とは?:フリーエージェント移籍のこと。選手が所属球団との契約が終了し、他の球団と自由に契約できる状態になること。
- ポスティングとは?:メジャーリーグに選手を移籍させる際の手続きで、本人の希望する球団に限って交渉権を与える方法。

