この試合では、5番・一塁として先発出場した大城卓三捕手(32)が8回に決勝となる2号2ランを放ち、接戦を制した
投手戦を制した巨人
試合は序盤から両チームの投手が見事な投手戦を展開巨人の先発投手、山崎と中日を相手に先発した柳は、スコアレスのまま試合を進めた
しかし、試合が進むにつれて、大城卓が8回一死一塁の場面で中日の5番手・マルテが投じた156キロの直球を捉え、右中間スタンドに飛び込む一発を放つことで、均衡を破った
大城卓三の復調
大城は「手応えも自分の中であったので、久しぶりにいい本塁打が出ました」と試合後に笑顔でコメント阿部監督も「やっぱりもともと打撃は素晴らしいものを持っているので5番に入れてますんで
いい働きをしてくれてる」と称賛した
彼は一昨季まで3年連続で2桁本塁打を記録し、「打てる捕手」としての存在感を再び示している
捕手陣の競争
今季の巨人の捕手陣は「甲斐一強」と言われていたが、大城の好調により陣容に新たな変化が見込まれる開幕から全試合でスタメン捕手として出場し、現在は打率3割3分8厘、2本塁打、8打点と好調を保っている
一方、エース・戸郷翔征投手(25)は未勝利で二軍で再調整中であり、彼とのバッテリーを組んでいた甲斐の影響が問題視されている
実松バッテリーコーチは、「甲斐に問題があるわけではないが、まずは翔征に勝ちを付けてあげないといけない」とコメント
捕手の選択は「チーム状況」によると強調した
未来に向けての展望
今後、大城、甲斐、岸田との間で「エースの正妻の座」をかけた〈内なる戦い〉が繰り広げられることは間違いない今年の巨人の捕手陣の活躍が、チームの成績にどのように影響を与えるか注目されている
今回の試合での大城卓三選手の活躍は、この先の巨人にとって非常に大きな意味を持つ。彼が調子を取り戻すことで、チーム全体の士気が高まり、今後の試合でも重要な役割を果たすことが期待される。また、捕手陣の競争が激化することで、より強いチームになる可能性があることはファンにとっても楽しみだ。
キーワード解説
- 決勝の2号2ランとは?試合の勝負を決定づけるホームランのことで、特に緊迫した試合の中で試合を優位に進める重要な得点の意味を持つ。
- 投手戦とは?両チームの投手が非常に良い投球をして点が入りにくい試合のこと。投手が打撃を抑え込むことから、試合の展開が接戦になることが多い。
- 打率とは?選手がヒットを打った割合のこと。例えば、打率3割なら100回の打席のうち30回ヒットを打ったという意味で、選手の打撃力を示す指標である。
- エースとは?チームの中で最も優れた先発投手のことを指す。試合でのパフォーマンスやチームを勝利に導く能力が求められる。

