セ・パ両リーグで通算320勝、3159奪三振という輝かしい記録を誇る阪神タイガースの名投手、小山正明（こやま・まさあき）さんが18日に心不全のため死去していたことが24日に発表され、享年90歳であった
兵庫県高砂市出身の小山さんは、62年に阪神タイガースの日本シリーズ優勝に大きく貢献した選手として知られ、多くのファンから愛されてきた
小山正明さんの功績と記録
小山さんは、そのキャリアの中で数々の記録を樹立した特に3100以上の奪三振は、プロ野球選手としての卓越した技術を示すものであり、彼の投球はまさに芸術的であった
特に「奪三振」というのは、投手がバッターを三振に打ち取ることを指し、相手打者に対して完全な優位性を持つことを意味する
コーチとしての影響
背番号20を背負ってプレーしていた小山さんは、選手引退後も阪神タイガースのコーチとして多くの選手たちを指導したOB会長の掛布雅之さんも「コーチ時代によく打撃練習に投げてくれたことが印象に残る
針の穴を通すようなコントロールが素晴らしかった」と回想し、その存在が選手たちに与えた影響の大きさを伝えている
追悼の声
小山さんの死去に対し、野球界からは多くの追悼の声が寄せられている掛布会長は「打撃投手よりもコントロールが良く、速いテンポでストライクを投げ続けてくれていた」と、彼の投球の素晴らしさを語った
また、「独特の雰囲気を持つ方で、誰の前でも変わらない姿勢が格好良かった」と語り、小山さんの人柄をしのんだ
小山正明さんの死去は、プロ野球界にとって大きな損失であり、多くのファンや選手に愛されてきた存在でした。彼の記録や人柄は、今後の世代に受け継がれていくことでしょう。
キーワード解説
- 奪三振とは？投手がバッターを三振に打ち取ることを指し、相手バッターに対して完全に優位な地位を持つことを意味します。
- コントロールとは？投手が投球を思い通りに狙った場所に投げる技術のことで、正確なコントロールが求められます。
