プロ野球界の名投手、小山正明さんが90歳で死去

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 プロ野球阪神タイガースの元投手、小山正明さんが2025年4月18日に心不全により90歳で亡くなったことが、23日に阪神球団から発表されました

小山さんは、テスト生として阪神に入団し、無名の新人が一流投手として君臨する成功例の一つとして語られています

 小山さんは、技巧派投手として知られ、特にその制球力は“針の穴を通す”と言われるほど高かったと評されています

これは特に優れたコントロールを持つピッチャーを指す言葉で、投球の精度や的確さを強調する専門用語です

彼の通算無四死球試合数は73試合であり、これは鈴木啓示選手に抜かれるまでの記録であり、当時は記録として優れたものでした

 小山さんは、阪神の投手陣の主力として、村山実選手とともに活躍しました

特に1959年の天覧試合では、先発投手として出場し、後の名試合で知られる長嶋茂雄選手のサヨナラ本塁打が生まれる舞台となりました

試合中、王貞治選手に同点ホームランを浴び、リリーフとして村山選手が登板した際には、双方の見解が異なることもありましたが、試合を通じて彼の存在感は光っていました

 小山さんは、かつてのインタビューで天覧試合の独特の雰囲気についても語っており、観客の静けさや、両陛下に喜んでもらいたいという思いを胸に全力でプレーに臨んでいたことを明かしています

天皇陛下の観戦が限られた時間内であったため、試合の展開には緊張感が漂っていたことも記されています

 引退後も野球への情熱は収まらず、彼のライバルである村山選手との関係は、時に厳しいものがありましたが、勝利への姿勢や情熱は変わりませんでした

小山さんの死は、多くのファンにとって大きな損失となります

心よりご冥福をお祈りいたします

プロ野球の歴史の中で、小山正明さんのような投手が持つ価値は非常に大きいです。彼のように制球力を持ち、技巧を駆使して投げる姿は、野球界において多くの選手に影響を与えました。彼の死は多くのファンにとって悲しい出来事ですが、その遺した数々の功績はこれからも語り継がれることでしょう。
ネットの反応

最近、元阪神の320勝投手である小山正明さんの回想が注目されています

小山さんは生前、かつての名試合「天覧試合」での長嶋茂雄選手と村山実選手に関する思い出を語り、自身が先発した試合で勝てなかった悔しさが今も心に残っていると述べました

この試合は日本のプロ野球史における重要な出来事であり、小山さんの発言は多くのファンに共感を呼んでいます

特に、長嶋選手の活躍や、その日打たれたホームランについての言及が目立ち、ONアベックホームランの歴史的瞬間が蘇ります

また、村山選手の登板への思いも多くのコメントで取り上げられ、小山さんの評価に対する意見が交わされました

さらに、小山さんの試合中の冷静なコントロールや投球技術に対する敬意が示され、彼の存在が阪神ファンにとっていかに大切であったかが感じ取れます

このように、小山さんの思い出は野球ファンにとって忘れられないものであり、彼が遺した功績への感謝が広がっています

ネットコメントを一部抜粋

  • 王ボールというのがあったそうだ。王貞治が見送ったんだからボール球だ。同様に小山ストライクもあったのだろう。
  • 別に村山氏に厳しい事を言ってる訳でなく、事実を言ってるだけやと思いますけど。
  • 阪神時代の小山さんは速球投手ですよ。
  • 小山が本当にスゴイのは、山内との世紀のトレードでロッテに移ってから。
  • 小山さんと言えば王さんに1シーズン7本塁打を浴びて、その対策としてパームボールを磨き上げたというエピソードが印象深い。
キーワード解説

  • 技巧派投手とは?技巧派投手は、特に制球力が優れた投手を指します。ストレートや変化球のコントロールが良く、相手打者を抑えるためのピッチング技術に秀でた投手です。
  • 無四死球試合とは?無四死球試合は、試合中に四球を出さず、かつ死球も与えないという非常に難しい記録です。これは投手の制球力やゲームマネジメントを示す重要な指標となります。

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