日本ハムの若手捕手・寺地が決勝スクイズでチームを救う

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◆パ・リーグ 日本ハム1―2ロッテ(25日・エスコンフィールド) 若手捕手の寺地が、母校である明徳義塾の厳しい練習で培ったバント技術を活かし、重要な勝利を導いた

試合は1―1の同点で迎えた7回、1死一、三塁の場面

寺地が選択したのはセーフティースクイズだ

このサインは、明徳義塾の恩師である馬淵史郎監督から出されたもので、寺地にとっては恩返しの意味も込められている

北山投手の初球、速球152キロを一塁前に転がすことで決勝点をもたらした

寺地にとってスクイズ成功は、侍ジャパンU18代表として出場した9月のU18ワールドカップ・ベネズエラ戦以来2度目の成果であった

スタメンキャッチャーとしての試合は5試合目で、4勝1敗と好成績を収めている

過去には初回に本塁打を許す場面もあり、配球面での課題は残るが、寺地は「良い勉強になっている」と前向きな姿勢を見せた

また、先発ピッチャーとのコミュニケーションは、昨シーズンのオーストラリア・ウィンターリーグで習得した英語を使って行い、良いリードを見せている

吉井監督も寺地のバント技術に高い評価を与え、「高校時代にかなりの練習をしてきた成果だ」とうなずいた

試合後、19歳の寺地は先輩と共に札幌の寿司を楽しんでおり、チームの士気を高める存在となっている

寺地選手の活躍は、特に若手選手にとって良い手本となるでしょう。練習の成果を試合で実践する姿勢は、チーム全体に好影響を与えていると考えられます。また、経験の少ない選手が重要な局面で結果を出すことは、将来への大きな期待を抱かせます。
キーワード解説

  • セーフティースクイズとは?:守備側の投手が投げた球を打者が転がし、相手の守備が間に合わずに得点を狙う戦術をセーフティースクイズと言います。この戦術は、特に得点圏にランナーがいる場合に有効です。
  • スクイズ成功とは?:スクイズが成功すれば、バッターが1塁から動き出し、ランナーがホームに向かうことで得点が入ります。スクイズの成功は、バッターと走者の連携が必要なため、判断力やタイミングが重要です。
  • コミュニケーションとは?:野球においては、ピッチャーとキャッチャーの間の意思疎通が非常に大切です。適切なサインや言葉でお互いを理解することで、ゲームの流れを良くすることができます。

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