日本ハム・野村佑希、同点ソロでチームの連敗を止める

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◇パ・リーグ 日本ハム2―1ロッテ(2025年4月26日 エスコンF) 日本ハム・野村佑希内野手(24)が26日、ロッテ戦に「4番・一塁」で出場し、1点ビハインドの7回に同点の左越え4号ソロを放った

このホームランは4月1日のソフトバンク戦以来、25日ぶりのアーチであり、無失点に抑え込まれていた左腕・小島和哉投手を打ち崩した

さらに、フランミル・レイエス外野手が決勝点を挙げ、チームの連敗を3でストップ、エスコンフィールドでの連敗も5で止める貴重な一発となった

試合当日、日本ハムは職業体験施設「キッザニア」とのコラボ企画として、小学生がヒーローインタビュアーを担当するという新たな試みを行った

インタビューで、「大事な場面で打った時の気持ちは?」と問われた野村は「凄く明るい気持ちになります」と答え、会場は爆笑に包まれた

昨秋のファン感謝祭で新庄監督から開幕4番に選ばれた野村は、ここまで出場した22試合すべてで4番を任されている

その責任感がプレッシャーに感じることもあるが、「場面によって役割がある」と語り、必要に応じてつなぎの打撃を意識している

7回先頭で打席に立った際は「長打が必要で、誰かが流れを変えないといけない」と考えるなど、決意の打席だった

その後、試合中に打線がわずか3安打に抑えられていた小島から、左翼ブルペンに運ぶ同点ソロを放ち、流れを呼び込んだ実績は見逃せない

直近の3試合は無安打だったが、「不安はあったけれど、感覚的には悪くなかった」と自分を信じた結果、実際に2回と4回にヒットを放ち、合計3安打1打点をマークした

さらに、野村はこのオフに千葉県内の施設で動作解析を行い、打撃フォームの改善に取り組んでいた

昨季は、長打を狙った結果、タイミングがずれていたが、球団トレーナーによれば「体の力がシンプルに投手方向に行くようになった」という

試合前練習では、打席でのイメージトレーニングを行い、メディシンボールを使用するなど、地道な努力が功を奏している

それにもかかわらず、新庄監督から「いらない」と言われた本塁打について、野村は「4月で4本は良いペースだと思う」と自信を見せた

11日の西武戦以来の本拠地勝利に貢献し、ファンを喜ばせた彼の活躍は、このゴールデンウイークにさらなる期待を持たせるものとなった

今回の試合での野村選手の活躍は、ただの数字以上の意味を持ちます。自身のスランプを乗り越え、重要な局面でのビッグヒットは、チームだけでなくファンにとっても感動的な瞬間となるでしょう。新庄監督との信頼関係が、彼の自信を育んでいるのかもしれません。
キーワード解説

  • 内野手とは?内野でプレーする選手のことを指し、主にボールを捕る、投げる、打つなどの役割を担うポジションです。
  • ソロホームランとは?ランナーなしで打者が自身の力のみで打った本塁打のことを指し、1点を記録します。
  • 動作解析とは?スポーツ選手の動きを分析し、改善点を見つける技術で、パフォーマンスの向上に寄与します。

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