阪神・近本、教育支援のプロジェクトを開始
阪神タイガースの近本光司選手(30)が、試合のない28日に兵庫県芦屋市教育委員会と連携し、子どもたちの夢を後押しするプロジェクトを正式にスタートさせたこの取り組みは、教育支援を目的とした一般社団法人「LINK UP」(リンク・アップ)の活動の一環で、今年で発足から1年を迎える
近本はシーズン中も可能な限りこのプロジェクトに参加する意向を示している
この日のイベントには、地元の中学生13人が出席し、各自の「挑戦したいこと」について語り合った
近本選手は参加者に向けて「皆さんのやりたいことをサポートしたい」と呼びかけ、タレント志望の中学2年生の女子学生は「やりたいことをなかなか言い出せなかったけれど、話す場を作ってもらえて楽しかった」と嬉しそうに語った
近本選手は淡路市出身で、社会貢献に関心を持つようになったきっかけは離島支援である
彼は自主トレーニング場所として、プロ野球選手が少ない鹿児島・沖永良部島を選ぶなど、独自の視点を持っている
「島にいると、視野が狭くなりがちだが、自分の意思で将来を決めてほしい」と語る彼は、現地の子どもたちと交流を深めることで、地域への貢献を目指している
法人は昨年4月、先輩の石井僚介さん(31)とともに設立
法人名の「LINK UP」には「仲間になる」という意味が込められており、今年1月には同島の子どもたちと夢を語り合う交流会を開催した
その結果、人前で話すことが苦手だった男児の保護者から「交流会のおかげで大会で選手宣誓ができました」と感謝の声が届くなど、具体的な成果も報告されている
今後は活動の場を離島にとどまらず広げていく方針で、現役選手がシーズン中に行う活動としては異例の取り組みとなる
近本選手は「現役だからこそ、試合での頑張りをテレビでも見てもらえる
僕自身も子どもの成長から刺激を受け、誰かのために打とうと思える」と意気込みを語った
プロジェクトの大きなテーマは「楽しむ心で人と人をつなぐ」であり、近本選手は「参加者が将来、地域や子どものために何かできないかなと思ってくれれば嬉しい」と力を込めた
近本選手の取り組みは、試合の合間にもかかわらず、地域社会への具体的な貢献を促す重要な活動です。これにより、子どもたちが自身の夢を語り、自分の未来を切り開く手助けができることは素晴らしい試みと言えます。今後の活動にも期待が高まります。
キーワード解説
- 一般社団法人とは?一般社団法人は、特定の目的のために設立された法人であり、より多くの人々の利益を目的とした活動を行うことができます。
- 教育支援とは?教育支援は、教育や学習機会を提供したり、学びの環境を改善することを目指す取り組みのことを指します。

