二回に細川の先制ソロ、五回には板山と上林の連続適時打が飛び出し、いずれも直球を捉えたものだった
阪神、広島などでコーチを務めた岡義朗氏は、ベンチを含めた中日打線の準備を評価した一方、上位浮上に向けては「もうワンランク上の野球をする必要がある」と解説した
中日は阪神・才木の武器である直球に対する準備がしっかりできていた
初球を捉えた二回の細川の先制ソロはど真ん中の直球で、球速は１５３キロ出ていた
これは直球に対する準備ができていた証拠である
五回には２死一、二塁から、右翼線への勝ち越し適時二塁打を放った板山と、中前への適時打を放った上林も直球を見事に捉えた
試合序盤から中日打線は、才木のもう一つの武器であるフォークボールを捨てる割り切りをし、直球に対する準備を万全に整えているように見えた
ベンチからの指示もあったはずで、次回対戦に向けて強烈なインパクトを与えた
９連戦初戦で大きな勝利を収めた一方で、今後、中日が上位に浮上するためには、もうワンランク上の野球が求められる状況も見受けられた
二回無死一塁では、前川の打球が遊撃の土田の正面に飛んだが、土田の二塁へのトスが中堅方向にそれてしまった
このため併殺を奪うチャンスを失い、結果的に涌井に負担をかける形となった
投手心理からすれば、打球が飛んだコースで併殺を確信したはずだが、その後の流れが試合に与える影響は大きかった
決勝点を奪った五回にも、状況判断のまずさがあった
１死一、二塁で岡林の打球が右翼後方を襲ったが、この右飛で二塁走者の木下が三塁にタッチアップできなかった
もし２死一、三塁となれば、フォークを武器とする才木が暴投すれば１点入る可能性があり、相手に無言のプレッシャーを与えることができていたかもしれない
板山の適時打に救われた形だったが、これは数字や記録に表れないミスと言える
打つことに絶対を求めるのは難しいが、守備や走塁にはある程度の精度の高さが求められる
今回の試合は中日が阪神に勝利したことで、チームの士気を高める大きな意味を持っています。しかし、試合中にはミスもあり、今後の成長には守備や走塁に対する意識が必要です。選手たちがどのように改善していくかが注目です。
ネットの反応
コメントを集めると、中日が今後上位に浮上するには、「もうワンランク上の野球をする必要がある」という意見に対して、さまざまな意見が寄せられていることが分かります
例えば、若手選手の技術や判断力が未熟で、チーム全体の意識向上が求められていると多くのファンが感じています
特に岡林選手の打席でのミスが目立ち、考えてプレーできていないとの指摘がありました
岡林が初球で打ち上げたり、得点圏での早打ちが問題視される一方で、逆転につながった他の選手のプレーにも触れられています
ネットコメントを一部抜粋
どのチームも抜け出すほどの力はなく当分の間、団子状態。
若手は未熟でミスも多いし野球脳が足りないから考えてプレー出来ない！
まずは讀賣忖度をやめるべきです！ジャイアンツに勝ってこそ！
ご指摘の2件、全くその通りだと思っておりました。
もうワンランク上のまえに先ずは普通に勝てる野球を目指しましょう。
キーワード解説
- 直球とは？：野球で最も基本的な投球の一つで、ピッチャーが真っ直ぐに投げるボールのことです。特に速球は、打者にとって捉えづらい場合が多く、対策が重要です。
- フォークボールとは？：ピッチャーが投げる変化球の一種で、ボールが落ちるように見えるため、打者にとってとても難しい球種です。ピッチャーはこのボールを使って、打者を騙すことを目的とします。
- 併殺とは？：守備側が一度のプレイで、二人の走者をアウトにすることを指します。通常、内野手がボールを捕って、素早く二塁や一塁に送球することで実現します。
