復帰の舞台裏
復帰となったこの試合は、バンテリンドームで行われ、先発投手・才木が6回までを終えたところで降板その後、3点ビハインドの7回に湯浅が2番手としてマウンドに上がった
湯浅の名前がコールされた瞬間、スタンドでは両軍のファンから大きな拍手が送られ、「それは聞こえてましたし、ありがたいなと思います
戻ってこれたというより、ここからまた始まるなという感じです」と湯浅は感慨を示した
ピンチを乗り越える
復帰から544日経っての一軍マウンドは、やや緊張した様子で迎えた先頭バッターの木下拓には中前打を許し、その後、代打の山本には犠打を決められ、一死二塁のピンチを迎えるも、続く岡林を三邪飛、さらに板山を遊ゴロに打ち取ることで、無失点で切り抜けた
「絶対点はやらんと思って投げてました
最後は遊撃の小幡がしっかり前に出てきてくれたので、アウトになりました
うれしかったです」と湯浅は笑顔を見せた
病を乗り越えて
湯浅は国指定難病である「胸椎黄色靱帯骨化症」を患い、2024年8月に手術を受けた過去を持つ手術後はリハビリを続け、今年の春季キャンプ中に実戦に復帰
この日、最速150キロをマークしたことで、ファンからの期待も高まった
今後の展望
「次の目標?そんな欲は出さないですよ任された場面でしっかりゼロで帰ってくることがリリーフの仕事なので、自分の仕事ができるようにがんばります」と、湯浅は意気込みを語った
彼の今後の活躍に注目が集まる
湯浅京己投手の復帰はファンにとって嬉しいニュースです。彼が乗り越えた病と長いリハビリの過程を考えると、今回の無失点登板は特に価値のあるものでしょう。今後も彼の活躍を楽しみにしています。
キーワード解説
- リリーフとは?:リリーフとは、試合中に投手が交代する際、特に先発投手が降板した後に登場する投手のことを指します。リリーフ投手は、試合を引き締める役割を担います。
- 胸椎黄色靱帯骨化症とは?:胸椎黄色靱帯骨化症は、脊椎を構成する骨の一部である靱帯が肥厚し、神経を圧迫する病気で、特に運動選手にとっては大きな障害となることがあります。

