阪神・才木浩人投手が中日戦で崩れ、連敗の原因を探る

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【吉見一起の目】◇29日 中日4―1阪神(バンテリンドームナゴヤ) 阪神タイガースは、昨季13勝を挙げた才木浩人投手が中日戦での5回に打ち崩され、今季3敗目を喫した

チームとしても連敗が続いている状況だ

本紙評論家の吉見一起さんは、侍ジャパンの投手コーチとしても知られる中、才木について「強烈なピッチャー」と高く評価しつつも、彼のパフォーマンスには不安があると語る

吉見さんは、「序盤に良いピッチングをしながらも、中盤で打たれるイメージがある」と明かした

特に試合の5回に入る前に、才木の投球に怪しい兆候を感じ取っていたという

その理由は、疲労の蓄積やペース配分の問題があるのではないかと吉見さんは指摘する

2回に細川選手に先制本塁打を浴びたものの、その後は粘りを見せていた

しかし、5回には木下選手に甘くなったフォークを打たれた後、涌井投手には四球を与えてしまった

この四球が試合の流れを変えたと、吉見さんは強調している

今回の試合で才能が見込まれる164キロ台のストレートや多彩な変化球を駆使する才木だが、今季は苦しいスタートを強いられており、ヤクルトとDeNAに連勝したものの、中日戦での敗北が響いた

吉見さんは「一瞬、ボールが落ちるのが懸念点」とし、彼の中盤の投球には懸念を示した

今回の試合では、阪神・才木浩人投手が特に中盤での投球に問題を抱え、試合の流れを試合後に振り返る形となった。吉見さんの指摘通り、才木のペース配分やスタミナについての疑念が浮き彫りになったことで、彼の今後の課題も明らかになった。連敗脱却に向けた新たな取り組みが求められる。
キーワード解説

  • 才木浩人とは?阪神タイガースの若手投手で、昨季は13勝を記録した。彼は球速150キロ以上のストレートを投げ、フォークやスライダーを駆使し、今後が期待される選手である。
  • 四球とは?打者に対して球がストライクゾーンを外れ、ボールを4球与えることで、打者が一塁に進むことができる状況を指す。投手にとっては制球力が試される場面となる。
  • ストレートとは?直球の一種で、最も基本的な投球フォームを用いた球である。投手が力量を示すために欠かせない重要な球種で、速さと威力が求められる。

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